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2024.08.30

8月室内装飾

今月の室内装飾は『暑気払い』をテーマにして、ナス、トマト、ゴーヤ、きゅうりを用意しました。

 

暑気払い(しょきばらい):体内の熱気を払い、暑さの厳しい夏を元気に過ごすことを指しています。暑気払いに明確な時期はありませんが、夏の訪れの夏至から暑さが和らぐ処暑(しょしょ)ごろが目安とされています。

 

【ほし組】

野菜に気付くと、「んー(欲しい)」と手を伸ばしています。ゴーヤを目の前にすると、ゴツゴツとした見た目に少し怖さを感じたのか困った表情を見せていました。保育者が触っている姿を見て、恐る恐るゴーヤに触れてみようとする姿が見られています。

 

「でこぼこしているね」「ナスはつるつるだね」と子どもたちが興味を持てるようそれぞれの野菜の手触りについて保育者も一緒に触れながら共有しています。

 

 

【つき組】

保育者がボウルに入れた野菜を飾っていると「なに?」と興味を持ったつき組の子どもたち。ボウルを覗き込むと「トマト」「ナス」「きゅうり」と知っている野菜の名前を言う姿があります。「暑いから氷で冷やしてるんだよ」と保育者が伝えると水に浮いた氷に気付き「こおり!」と言いながら指先で触れたり、保育者を模倣しボウルの側面に掌で触れたりして氷水の冷たさを感じています。

 

食事をする際に野菜は食べやすい大きさに切ってあることから子どもたちも「きるー」「ちょっきん」と玩具のまな板や包丁を使って切ってみようとしています。思うように切ることができず、もどかしそうな表情を浮かべる姿もありましたが、保育者も一緒に手を添えて切っていくと、”ザクッ”と切れた満足感から嬉しそうな様子を見せていました。

「ゴツゴツしているね」「いい香りがするね」等と五感を十分に使うことで、野菜の断面や香り、手触りなど子どもたちが感じていることを代弁し、五感を使って野菜を感じられるようやりとりし見守っています。

 

 

【そら組】

「うれしい ぼんおどり」の絵本を通してお盆について興味を持っていたそら組の子どもたちは、絵本に出てくるきゅうりとナスが飾ってあることを知ると「見たい!」と期待を見せています。

また、そら組の子どもたちも野菜を観察すると包丁で切ってみようとする姿がありました。それぞれの野菜の硬さの違いについて気づく様子が見れています。半分に切った野菜を用意してみると、断面に触れながら「つるつる」「ふかふかしてる」と感触を保育者と共有しています。

野菜の断面をテーブルにこすってみる様子があったため、画用紙も用意してみました。野菜の断面から出る汁によって画用紙に色が付くことに気付いていた子どもたち。より、興味が広がるように野菜スタンプを行ってみることを提案しています。断面だけでなく、野菜の表面にも絵の具を塗り、様々な模様ができる面白さを味わっています。

子どもたちの気付きを受け止めながら、給食で食べることへも期待が持てるようやりとりを重ねています。

 

 

まだまだ暑い日が続くため、火照った体を冷やしてくれる食材を積極的に食べながら、暑さに負けず過ごしたいですね。