2024.08.09
❊夏祭り❊
7月27日(土)に保育園 の夏祭りが行われました。
いつもと違う雰囲気を感じ取り戸惑っている子も多かったですが、最後はたくさんの笑顔が見られ、嬉しく思います。
各コーナーの子どもたちの様子をお伝えしたいと思います。
<夏ならではの装飾、虫探し>
めくると虫が隠れていることがわかると部屋全体に隠れている虫を探し見つけ、めくるたびに「ちょうちょ!」「ショウリョウバッタ!」と声に出したり指をさして一生懸命に伝える姿がありました。見つけた瞬間の晴れやかな表情が可愛らしく、保護者の方に見つけたことを共感してもらうと、とても満足した様子で再び探し出す子どもたちでした。
玄関に飾ってあった風鈴に保育者が扇子で風を送り”ちりんちりん”という音が聞こえると、音に気付いて耳を傾ける子も。帰りに野菜スタンプコーナーで作ったうちわを使ってお父さん、お母さんの抱っこで風を送り、音がきこえると嬉しそうな表情を浮かべる姿もありました。
<つかみどり>
保育者が手を入れてつかむと真似をしながらおそるおそる手を箱に入れ、安心した後は出しては入れてを繰り返したりと楽しそうな子どもたち。中に入っている小判や宝石は、子どもたちの手で握りやすいサイズにしています。宝石の方は中身をスポンジにしているので、握った時の感触を楽しめるようにしています。2つのお土産をバックに入れると次のコーナーへと進んでいました。
夏祭りの参加できなかった子どもたちにも触れられる機会を作りました。さっそく手をのばし中に入っていた小判を取り出したりしまったりを繰り返して楽しんでいましたよ。
<夏野菜>
今年はトマト、きゅうり、ゴーヤ、ナス、モモ、スイカを展示しました。月の玄関装飾で出している物を片付ける前に子どもたちと観察しています。園で普段子どもたちが行っていることを保護者の方と体験していただければと思い毎年コーナーを設けています。
野菜が置いてあることに気付きじっと観察した後、「触っても大丈夫だよ」の声に興味を持った野菜から手をのばし、保護者の方とじっくり触れている姿がありましたね。きゅうりを手に取ると折ろうと曲げてみる姿も。何回か挑戦し、固いことに気が付いた様子で「できない」と呟き違う野菜も試す姿がありました。
見たり触れたりする中で、対象物に試行錯誤しながら働きかけようとする姿が印象的でした。”食べる”だけでなく、いろんな角度から食べ物に親しむことで食べる意欲に繋がれば嬉しいですね。
<野菜スタンプ、うちわ作り>
ピーマン、オクラ、レンコン、チンゲン菜の野菜を使ってスタンプをしました。料理では食べたことのある食材でも、そのままの野菜の形を遊びの一環として使うことはあまりないので、観察しながら行っている子どもたちが多かったように感じます。
<風鈴作り>
一通りまわると保護者の方の「風鈴作りする?」の声掛けに”なにかな”といった表情で目を向ける子どもたち。「ここに書くんだって」「お水かけるんだって」「玄関にあった風鈴が作れるみたいだね」等、保護者の方の声掛けに次第に興味を持つ様子でした。
満足するまでペンを走らせ、その姿を肯定しながら温かく見守って下さる保護者の方が印象的でした。仕上げの霧吹きは不安とドキドキが入り混じった様子でしたが、色がにじんでいくと変化に気付いてちょっと嬉しそうに保護者の方の顔を見ていました。
<金魚、ヨーヨーすくい>
水に何かが浮いている…と興味を持って覗き込む子どもたち。ポイを使ってすくうことを伝えると、子どもたちもおそるおそる挑戦していました。保育者や保護者の方のアドバイスのもとすくうことができると「ん!」と嬉しそうにすくったものを見せ、何度もすくっている姿が見られました。
水に興味を持ち手を入れる子、手でポイに乗せる子、まとめてすくうことに奮闘する子…思い思いのやり方で楽しんでくれているのがとても印象的でした。アドバイスしつつ、子どもたちの自由なやり方に笑いながら楽しく見守りました。
一般のお祭りとは違う印象だと思いますが、保育園では夏にちなんだものをいろんな視点で保護者の方と経験し、親しんでいただけるようコーナーを設置しています。
お祭りが始まる前は私たちも楽しんでくれるかなとドキドキでしたが、いざ始まると笑顔がたくさん見られ安心しました。夏祭りを通して子どもたちの素敵な発見や表情をたくさん見ることができて嬉しい気持ちでいっぱいです。
暑い中ご参加いただきありがとうございました!