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2024.07.12

7月室内装飾

今月の室内装飾は七夕をテーマに用意しました。

 

七夕は織姫と彦星が1年に1度だけ会うことが許されている日ということはご存じかと思います。

七夕で笹の葉に飾り付けを行うのは、「笹の葉が神様の拠り所と考えられているから」と言われています。願い事を書く短冊の色にも意味があります。「たなばたさま」の歌に出てくる”五色の短冊”は「赤、青、黄、白、黒(紫)」のことを指しています。

赤:家族の健康や、先祖への感謝を示す

青:成長を願う

黄:円満な人間関係を願う

白:約束や決まり事を守る

黒(紫):学力の向上を願う

また、七夕飾りにも由来があり、「鶴」は長寿、「吹き流し」は織姫のように機織りの上達を願う、「投網」は幸せを手繰り寄せる等と一つひとつに願いが込められています。

 

【ほし組】

保育者が笹飾りを用意していることに気付くと、”見てみたい!”と笹の葉や七夕飾りに手を伸ばし、興味津々な姿がありました。

子どもたちの興味を見守りながら「少しチクチクするね」と笹の葉の手触りについて代弁したり、「お願い事が書いてあるんだよ」と保護者の方に書いていただいた短冊を一緒に読んだりしています。

引っ張った笹の葉が揺れていることに気付くと、体を横にゆらゆらと揺らす可愛らしい姿も見られていたほし組さんです。

 

 

【つき組】

七夕の絵本を読む中で色とりどりの飾りや短冊に興味を持つ姿があったつき組の子どもたち。保護者の方と一緒に書いた短冊を飾ると「あ!いっしょ!いっしょ!」と絵本と本物の七夕飾りを交互に指差しをしています。「短冊一緒だね」とやりとりしながら絵本を見ていると、「はっぱ、いっしょ」と笹の葉にも気づく姿がありました。

 

七夕の由来について絵本を読みながら、わかりやすい言葉で伝えていくと耳を傾ける様子もあり、織姫が遠くへ行ってしまう場面では悲しそうな表情を見せて「あいたいよ」と保育者へ伝える姿もありました。彦星と再会するシーンになると笑顔を見せ、「もう一回」と繰り返し楽しんでいます。

また、遊びの中で長方形に切った画用紙を用意してみると、保育者と七夕についてやりとりしていたことから、短冊と同じ形だと気づき、クレヨンで思い思いに線を書いてみる様子も見られていました。

 

 

【そら組】

そら組の子どもたちも、絵本読んだり、朝の会でのやりとりから七夕に興味を持つ姿が見られています。特に短冊への興味が強く、自分たちも書いてみたいと保育者に伝える姿があったため、短冊を用意しました。お願い事を書き、笹につるすことを伝えると、「○○ちゃんと遊びたい」「積み木がしたい」「パパとママと遊びたい」などと微笑ましいお願い事がたくさん上がりました。

 

7月5日の給食とおやつでは七夕の行事食が出ました。

 

 

実際に触れたり自分たちで短冊を書いたりする経験や食事を通して七夕の特別感を味わう機会は、子どもたちが日本の伝統文化について興味を深めていく大切な時間となったようです。

今後も子どもたちが自ら「知りたい」と思うことのできるような関わり、環境を作っていきたいと思います。