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2024.06.22

6月室内装飾

今月は『入梅』をテーマに季節の花である「アジサイ」と梅雨時期におすすめされる食材の「しそ、小豆、しいたけ、きゅうり」を飾りました。

 

入梅とは、6月11日頃の暦の上で梅雨入りをする時期のことを表します。この時期が旬の食べ物には、カリウムやビタミン類など、夏バテを防止できる栄養素が豊富に含まれているので、積極的に取り入れていきたいですね。

 

【ほし組】

保育者が室内装飾を持ってくる姿に気付くと、「ん!」と興味を示していたほし組さん。

 

最初は、興味津々で手を伸ばす姿がありましたが、しいたけやきゅうりが目の前に来ると、色や形、手触りなどから少し怖さも感じたようで、険しい表情を見せる子もいました。保育者も一緒に触れながら、感触や匂いなどについて伝えていくと少しずつ触ってみようとする姿も見られています。

 

アジサイの色鮮やかな紫色に惹かれ、もっと近くで見たいという思いを喃語で表す子もいましたよ。

 

 

【つき組】

アジサイの花が保育室に飾られている花と同じだと気付くと指差しで保育者に伝える様子があったつき組さん。また、大葉の葉がアジサイの葉に似ていることに気付き、大葉を隣に並べて比べてみようとする姿がありました。

大葉の葉を嗅ぐと香りがすることに気付けるよう、「いい香りがするよ」と保育者が声をかけると顔を近づけ大きく息を吸い込こみ、保育者が香りを嗅いだ時の表情を真似る様子がありましたよ。

あずきに興味を持ち、鉄製の調理器具に入れた時のカランカランという高い音が気に入った様子で何度もフライパンと鍋で移し替えをしたり、鍋を振ったりして音を楽しむ姿が見られています。

 

しいたけを手に取ると「ん!ん!」と言いながら保育者に見せる子もいました。これまでは、食材を手に取ると裂くこと楽しむ姿が多く見られていましたが、しいたけの形を楽しんでいるようで大切そうに持ち歩く微笑ましい姿が見られています。

 

子どもたちがじっくりと野菜に触れ、実験を重ねる姿を見守りながら、「給食で食べたね」とやりとりしていくと、鍋や包丁、皿を持って来て料理が始まりました。食材を片手でしっかりと押さえ包丁を押し当てるようにして切ろうとしますが思うようにいかず、保育者へ仕草で切りたいと伝える姿があります。一緒に切っていくとキュウリの皮が切れる”ブツッ”という手ごたえを感じた瞬間に「お!」と声を上げ断面を確認していたつき組さんです。

柔らかい果肉の部分が切りやすいと気付くと一人で繰り返し切ることをじっくり楽しむ様子もありました。

 

その時期に旬な食材や植物に触れ、五感を使って感じたことを身近な大人と共有していくことは、季節の変化を感じ取る大切な機会となるため、今後も子どもたちの気付きに寄り添った関わりを重ねていきたいと思います。