6月も早いもので折り返しを過ぎました。最近は梅雨と呼ばれるにふさわしく、激しい雨が降り続ける日もありますね。子どもたちがカッパや傘、長靴を身に付けて楽しそうに帰っていく姿に、鬱々とした気分も吹き飛ばされる心地です。6月の花といえば「アジサイ」です。今月はダンスパーティーという品種のアジサイを室内装飾として飾っています。一緒に梅雨によく見られる「カタツムリ」の折り紙も飾るととても華やかで、子どもたちからも「これ知ってるよ！」「カタツムリもいるね！」「アジサイ綺麗だね」と大絶賛でした。

アジサイを手に取って観察していた子どもたちは、クラスに掲示してある写真や図鑑から似ている物を探し、「これ？」「一緒？」と本物のアジサイと交互に見比べながら話す姿が見られました。また、戸外やテレビのニュース等でアジサイを知った子もいるようで、「これ、アジサイ？」「アジサイお外にあったよ！」と伝えてくれる子もいました。葉と花のコントラストや、花びらの絶妙な色合いに「綺麗だね」と色彩感覚や自然を美しく感じる心を獲得している様子も見られました。

６月１０日は、梅雨のあじさい献立でした。おやつには、アジサイの色をぶどうジュースで再現した、あじさいゼリーがでました。子どもたちも「キラキラしてて綺麗だね！」「ぶどう味だ！おいしい！」と笑顔で食べていました。後日、戸外に出た際には、「あ、この前あじさいゼリー食べたね」「ここにアジサイ咲いてるよ！」「このアジサイはピンク色だね」と行事食と結び付けたり、色の違いに気付いたりと、梅雨の自然に触れあっている子どもたちです。これからも、子どもたちが気付きや発見、自然の美しさを楽しめるような環境作りをしていきたいと思います。