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2024.06.08

ダンゴムシの飼育【つき組】

今週はつき組の様子をお伝えします。

 

戸外でダンゴムシの観察を夢中で行う子どもたちの姿を受けて、つき組ではダンゴムシの飼育を始めました。(ダンゴムシの写真が出てきますのでご注意ください)

 

登園すると、虫かごを指差し「だんだんし!(ダンゴムシ)」と保育者へ見たいと伝える様子があります。「おはよー」と話しかけ、「いない」「ねんね?」とやりとりしています。木の裏側にいるダンゴムシに気付くと「いた!」「ちっちゃい」と笑顔を見せている子どもたちです。

 

ダンゴムシを手に乗せて触れ合うことを楽しむ姿も見られています。最初は、ダンゴムシを手から下ろしたいときに手を振り払う姿がありましたが、保育者が毎日穏やかに声掛けをしながら関わっていくことで、優しく触れたり、下ろしたいときは保育者へ伝えたりする姿が見られるようになりました。ダンゴムシが歩く様子に合わせて手を回して観察をしています。

 

より興味が深まるよう、『みつけたよ!だんごむし』という絵本を用意し、ダンゴムシの生態についてやりとりを重ねています。また、エサとなる野菜を保育者と一緒に貰いにいくこともしています。調理の先生と何の野菜かやりとりも重ね、「にんにん(にんじん)」「きゅーり」と知っている野菜の名前を繰り返したり、馴染みの少ない食材の名前を言ったりする姿も見られていますよ。

エサとして貰っている野菜は子どもたちの給食を調理する際に出た皮などを貰っているため、食事中に同じ食材を見つけると虫かごを指差す姿もあり、「一緒だね」と子どもたちの気付きを受け止めながらやりとりしています。

 

日々、保育者とダンゴムシを観察し、お世話をしていると、ダンゴムシが脱皮する瞬間に出会うことができました。絵本と見比べながら、子どもたちが分かりやすいように「白いのダンゴムシがぬぎぬぎしたんだよ。脱皮っていうんだって」と伝えていくと、保育者の言葉に耳を傾け「ぬぎぬぎ」「ぴ!(脱皮)」と興味深々なつき組さんです。

また、ダンゴムシの赤ちゃんも生まれました!

 

 

生き物に親しむことは、好奇心が育まれるだけでなく、生き物に対する温かな感情が芽生え、生命を大切にする心が育まれていきます。時には、関わり方が分からず、生き物に対して乱暴な扱いをしてしまうこともありますが、子どもたちが生命の尊さに触れる機会と考えて、私たち大人は関わり方を丁寧に伝えていきたいですね。