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2024.03.28

☆子どもたちの1年間の育ちについて☆

少しづつ花や虫の姿が見られるようになってきて春が近づいてきているのを感じるこの頃。

春のポカポカとした陽気に心も弾みますね。

 

さて今回は、各クラスの年度末の様子と1年間の子どもたちの育ちをお伝えしたいと思います。

最近、つき組・そら組では子どもたちが安心して一日の見通しを持ちながら過ごせるように”、また相手の話を聞き、自分の思ったことを表現する機会として今月中旬から朝の会”を実施しています。

 

(ほし組)

4月は1人には1人だったほし組も少しづつ人数が増え5人のクラスになりました。人数が増えていくにつれて保育室内がにぎやかになっていくのを感じていました。まだ友達と一緒に遊ぶことは少ないほし組さんですが、最近は友だちと手をつないで歩いたりギューっと抱きしめたりしていて友達の関心が高くなってきているようです。友達や保育者の言葉や行動を真似することも多くてたくさんの事を吸収しているようです。

担任との関係も安定し、保育室だけでなく園庭・宮ノ台公園でも遊べるようになってきています。身体を動かしたい気持ちも高まってきていて積極的に階段の上り下りをしていますよ。

 

(つき組)

去年の4月は「〇〇が使ってた」と主張したり取り合いをしていたつき組さん。自分の気持ちをうまく言葉にできなくてお友だちを押してしまうなど行動で表現していましたが、今では「一緒に遊びたかった」「○○が嫌だったの」など言葉で友だちに伝えられるようになってきています。それでも上手く伝えられない、上手く伝わらない時は保育者に伝えてくれるので、代弁をしながら仲立ちをして解決しています。また、友だちが横になっているのを見て「ねむいのかな?」とおもったのか布団を掛けてあげていたり、友達が同じものを使いたそうにしているなと感じて「使いたいの?ここにもあるよ」と相手の気持ちを考えて行動する姿も見られます。

朝の会では、子どもたちに身近な天気の事や、昨日の遊びの中の出来事などの話をし、期待や見通しを持てるようにしています。保育者の話を聞いて、自分のその日の朝の経験を言葉で伝えてくれたり、以前の経験を思い出して「(この前は)○○だったよ。」などと話をしてくれています。

 

(そら組)

4月の頃はお友だちとの関りの中で思い通りに行かなかったり、思いがぶつかり合ったりすると保育者に助けを求めていましたが、今では子どもたち同士で代替案を出し合ったり、譲り合ったりして、保育者の助けが必要のないことがほとんどになりました。

朝の会では、昨日発見したこと・遊んだ内容・今日の天気などを話したり、今日何して遊ぶか子どもたちと決めたりしています。そうした話をしてから活動することで、外に出たときに「風が面白いね」と風の強弱に気付き自分なりに表現したり「○○の花を見に外行く」「図鑑持って行って見る」と目的を持って遊び始めるようになりました。ある日の朝の会で、子どもたちが興味を持ち始めたホトケノザの話をすると、その日のお散歩でホトケノザを見つけ「ここにあったよ」と図鑑と照らし合わせていました。ある子は図鑑の花の色と実物の花の色の違いに気付き「お花の色が違う。」と呟いていました。朝の会をきっかけに、自然への知的な興味関心が高まっているのを感じています。

 

 

各クラス、一年前の姿を振り返ることで、この1年の子どもたちの育ちの大きさを感じ、私たちも嬉しい思いでいっぱいになりました。今年度も残りわずかとなりましたが、最終日まで子どもたちがたくさんの満足を経験できるような保育を心掛け、来年度の子どもたちの育ちにつなげていきたいと思います。

保護者の皆様のご理解とご協力、ありがとうございました。来年度もよろしくお願い致します。