2024.03.23
1年の振り返り【つき組】
つき組の子どもたちは、戸外で遊ぶことが大好きで
戸外に行く前に意欲的に準備をしています。
今回は主に戸外遊びと生活習慣の場面をお伝えしたいと思います。
砂遊びでは、天候による砂の感触の違いを味わいながら、しゃべるですくう、混ぜる等
道具の使い方を試しています。お鍋やカップに砂や水の量を調節して加えたり、葉っぱや実をとってきて入れたりと
遊び方も複雑になっていきました。
お料理やお弁当を作る見立て遊びや、スコップをショベルカーやトラックの荷台に見立てて砂を運んだりと
個々の好きな物やイメージする物で自由に遊びこんでいます。
自然の様々なものに触れ、興味や好奇心をもちながら遊んでいます。
探索をしながら丘をのぼったり降りたりし、石や植物、昆虫を発見すると
触れてみる・集めてみるといった姿がみられ、行動範囲も広がっていきました。
昨日と今日など、日々つながっていく姿もみられるようになり、昨日の出来事を思い出し
植物や昆虫を探しに行こうと、友達や保育者を誘ったり、友達と関わる姿も増えていきました。
友達と手を繋いで丘を歩く、走る、ベンチにのぼり座ってみる・・・など、様々な動きをしている子どもたち。
のびのびと身体を動かして遊ぶ中で、体勢も自分でバランスをとれるようになってきています。
はじめは保育者の方から伝えていた戸外遊び中のお約束も、理由を一緒に繰り返し伝えたり、
「道路に行っていいんだっけ?」等、質問する関わりを通して、「車にひかれちゃうから道路はダメ!」と、
子ども自らルールを話し、守って遊ぶ姿があります。
安全に戸外遊びを楽しめるよう、お約束は子どもと一緒に考えながら繰り返し伝えていくことを大切にしていきたいと思います。
散歩に行く際は、靴下や靴の履き方を伝えながら途中まで援助することで、かかとの部分から引っ張って履けるようになったり、
自分でやりたいことを伝え取り組む姿がみられるようになりました。
大人の模倣をして、友達が履くのを手伝う姿もありますよ。
生活の流れが分かってくると、保育者が食事の準備をしているのを見て
遊びを一区切りさせ、手洗いに向かうようになってきました。
「着替える!」と自ら知らせ、着替えています。
できそうな部分はさりげない援助で見守り、”できた!”時の気持ちに共感した言葉を掛けていくことで
達成感を味わえた表情をみせてくれます。
もちろん、その時の気分やコンディションによって「先生がやって」「できない」と伝える時もありますが、
「先生、後ろ持つから〇〇くん前お願いしていい?」と一緒に行ったり、「ここまでできたね。もう少しで上がりそうだね」等、途中の様子を認める声かけをすることで自身でも挑戦する姿があります。
子どもたち一人ひとりの様子に合わせた声掛けや関わりを大切にしていきたいと思っています。
子どもが意欲的に行動することはとても重要なことです。しかし、大人の関わり次第で変わってくると思います。まずは情緒が安定していること。そして次に、”やってみたい!”と主張することに寄り添い、意欲をつみとりすぎず、さりげない援助をしていき経験が自信につながるよう関わり続けたいなと思います。
次はいよいよ、そら組さんですね。
最近は、「そら組さん行きたい!」と、期待をもっているような声も聞かれています。
子どもたちの成長が楽しみですね。
今年度1年間、ありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。