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2024.03.26

【つき組】振り返り

今回はつき組さんの1年を振り返りたいと思います。

 

ほし組から上がってきた子、つき組から入園してきた子も環境が変わって不安を声に出したり泣いて訴える姿が多くありました。時間をかけて不安に寄り添っていき、1対1でのスキンシップを図ったり安心できる言葉がけをして関わっていきました。今では「先生!」と笑顔で登園したり「保育園楽しいね」と保育者に伝えてくれることもあり、安心できる環境として保育園での生活を楽しんでいます。

 

もちろんその日によって”ママ行かないで!””バイバイやだ!”と不安に思うこともありますが、保護者や保育者に不安な気持ちを受け止めてもらいながら別れると、次第に落ち着き気持ちを切り替えて遊ぶ姿が増えています。”自分の気持ちを受け止めてくれた”という経験の積み重ねから、安心に変わるまでの切り替えがスムーズになってきているように感じます。

 

安心できる環境や大人のもと、発達に合わせて自我が強くなり自己主張も多くなってきましたね。言葉の獲得段階なので自分の気持ちが上手く相手に伝わらず葛藤したり、自分のスペースを守るための手段として時には手が出る表出もありましたが、それぞれの主張を丁寧に受け止めていく関りを積み重ね気持ちを言語化していくうちに、次第に納得したり落ち着いて気持ちを切り替えるまでがスムーズになってきました。

保育者に助けを求めたり、「ちょっと悲しかったの」「○○ほしかったの」等自分の気持ちを伝えたりと、思いを主張する選択肢が増えたように感じます。

自分の遊びやスペースを保障される環境の中、周囲の友達に働きかけ動きを真似してみたり「ごはんどうぞ」「ねんねしようね」等の再現遊びやごっこ遊びも増え、やり取りの中で笑い合う姿も増えました。

繰り返し遊ぶ中で”おもしろい…!””これをやってみよう”と試行錯誤しながら一つの遊びにじっくり取り組む姿も見られます。

 

戸外では体幹も安定してきたので順番に歩いて散歩に行くことも増えました。年明けからは少しずつお友だちと手を繋いで散歩をするようにもなりましたよ。

 

衣服や靴の着脱、手洗い等も”自分でやってみたい”という意欲も芽生え、時折保育者に手伝ってもらいながらも自分でやってみようとする姿も見られるようになりました。「おやつたべてー、ジャンパーきてー、ぼうしかぶろうね!」等と、子どもたちの中である程度見通しを持って活動する姿も見られます。

 

お人形を遊びを生活に取り入れることも増えました。自分がされてきたことを人形を通して再現しています。椅子に座らせてご飯をあげたり、お風呂に入れたりミルクを飲ませたり…子どもたちなりにお世話をしようとしている姿が微笑ましいです。

 

つき組での生活もあと少しとなりましたね。この一年間で子どもたちは心身ともに大きく成長したなと改めて感じました。

4月からはいよいよそら組さんです。和光リトルスターでは最後の年になりますね。子どもたちのさらなる成長を願って引き続き一人一人に寄り添った保育をしてまいりますので、次年度もどうぞよろしくお願いいたします。

一年間ご協力本当にありがとうございました!