2024.02.08
2月の室内装飾『節分』
2月3日は節分でしたね。室内装飾として大豆、柊(ひいらぎ)、鰯(いわし)を飾りました。
節分は「立春」の前日にあたりますが、立春は暦の上で春が始まる季節のことです。節分は冬の終わりの日で、翌日から新しい季節が始まる区切りの日となります。そのため、邪気や悪いものを落として、新しい年に幸運を呼び込むことを目的に、節分という行事が日本各地で行われてきたと言われています。
節分に豆まきを行うのは、季節の区切りとなる節分の日にその年の厄を払い、節分の翌日から始まる新しい年に福を呼びこむためで、豆まきに「豆」が使われるのには、「魔物を滅ぼす=魔滅(まめ)」に通じていると言われています。
また、柊(ひいらぎ)の尖った葉っぱが鬼の目を突き刺すといわれていることからから、鬼は柊(ひいらぎ)を苦手としていると言われます。そこで、鬼が家に入ってこないようにするために、嫌いな柊(ひいらぎ)を玄関に飾るようになりました。
そら組では、観察をする前に子ども達と図鑑を見ながら節分のお話しをしてみました。「鬼は外、福は内」という言葉は子ども達も聞いたことがあるフレーズなようで興味を示す姿が見られていました。「鬼さんはチクチクの痛い葉っぱが嫌いで逃げていくんだね」「お魚の匂いもイヤなんだね」と子ども達に分かりやすい言葉で伝えながら過ごしています。
装飾に触れる中で、節分は『子どもに言うことを聞いてもらうための怖い鬼が出てくる日』ではなく、適切な認識で子ども達なりに感じ取ることができるように関わっています。見たり、触れたり、匂いを嗅いだり…五感を十分に働かせている子ども達です。
この日は節分の行事食で給食は恵方巻、おやつはきな粉大豆でした。朝から「今日はのりまき!」と楽しみにしていたり、嬉しそうに食事に向かったりする姿が見られていましたよ。
少し前から設置した絵本も子ども達のお気に入りで、「何が入ってるかな~」と絵本を思い出しながら中に入っている食材に興味を持つ子も多くいました。
送迎時や連絡帳では「お家で豆まきをしました」「一緒に恵方巻食べました」などお話しをして下さる保護者の方もいて、子ども達にとって楽しい節分になったことが伝わってきました。
これからも子ども達が興味を持って様々なことに親しむことができるよう寄り添っていけたらと思います。