今週は２２日にそら組で行われたカレーライス作りの様子をお伝えします。

9月に行われたクッキー作りの後から、１月にはカレーライス作りをすることを保育者とのやりとりから知ると、「早くやりたいね」と楽しみにしていた子どもたち。１月に入ると、「あと何回寝たらするの」と指折り数える姿がありました。

当日は保育者が準備を始めると、子どもたちも自らエプロンやバンダナを身に付けて期待を持って参加しています。

カレーライスの絵本を保育者と一緒に読み、作り方を確認しました。

まずは、じゃがいもと人参を洗っています。

散歩時に見かける畑で野菜は土の中で育つことを知っていたため、土が付いた野菜を用意すると、保育者の真似をして土をしっかり落とそうと丁寧に洗っています。タライの水が土で濁っていくことに気付き、汚れが落ちていく達成感を見せていました。

次は玉ねぎの皮むきをしました。

玉ねぎの独特な匂いに顔をしかめながらも、少しずつ白い中身の部分が見えてくると、「（白いところ）でてきた！」と保育者と共有しています。白い部分も剥いていくことができると気付くと、更に剥いてみようとする姿もあります。剥けば剥くほど小さくなっていくことに疑問を抱いたようで、「小さいね」と気付いたことを言葉にする様子もありましたよ。

じゃがいもと人参は型抜きもしています。

クッキー作りで型抜きは経験していましたが、クッキー生地よりも硬いじゃがいもと人参に苦戦する様子があり、どうしたら型抜きがしやすいのかを考え、立ち上がり体重をかけて試してみる姿が見られていました。「お花上手にできたね！」「いっぱいできたね」と嬉しそうに話し、調理室へ「お願いします」と持って行くと、「早く食べたい」と給食の時間を楽しみにしていた子どもたちです。

待ちに待った給食の時間。まずは、ほし組つき組のお友達が食べている様子を見に行ってみました。「おいしいってしてたね」「○○ちゃん型抜きしたお花大事にしてたね」と自分たちが作ったカレーライスを味わっている姿を見ることができたことで、一生懸命に調理したカレーを食べてもらえる喜びを見せた表情をしていました。

カレーライスを食べながら、「にんじん洗ったね」「えいって（型抜き）したね」とカレー作りを思い出し、保育者やお友達と美味しさを共有しています。また、調理過程に自分たちも関わったという経験から、普段はあまり好まない野菜も進んで食べてみようとする姿が見られていましたよ。

ほし組つき組の子どもたちもおいしく食べました！

今回の調理体験を通して、自分たちの食べている食材はどのように調理されているのかや「おいしい」と食べてもらう喜びに気付くことができたようでした。日々の食事でも食材や味などについて興味を深めていけるように関わっていきたいと思います。