１月２２日（月）にそら組さんがカレーライス作りを行いました。

作ることを伝え準備していると、子どもたちもエプロン等の身支度を始めます。カレーライスの絵本を持ってきて楽しみな様子で座って待っている子も。保育者のお話や絵本を通しての説明が始まると、真剣に耳を傾け調理工程を確認します。

まずは野菜をみんなで洗いました。洗った野菜を見てもあまり変化がない様子に「汚れてるの？」「きれいになったかな？」と疑問に思う子どもたち。「タライの水を見てごらん」と保育者の言葉で水に注目すると、「あ！茶色になってる！」と水が汚れていることに気付きました。少しずつ汚れが落ちてることが分かり「もっときれいになるかな」とさっきよりわくわくした様子で洗っていましたよ。

洗ったあとは皮むきをしました。保育者がにんじんとじゃがいもの皮をピーラーでむいていると、その様子をじっと見ています。「にんじんむけてないよ」という子がいたので「触ってつるつるしてる所は皮がむけてるよ」と伝えると、「ほんとだ！つるつるしてる！皮をむいてないやつはザラザラしてる！」と触って違いに気付いたようでした。

子どもたちは玉ねぎの皮むきをしました。一枚また一枚とどんどんむけていく様子が面白く夢中になってむいています。捨てる皮はビニール袋に入れて片付けます。子どもたち同士で捨てやすいようお手伝いする様子も見られました。

次は子どもたちの大好きな型抜きです。好きな型を選んで型抜き開始です。以前やったクッキーの型抜きより硬いため、中々くり抜けず苦戦しているようでした。うまくいかない時は保育者に助けを求めてコツを教えてももらい、再び挑戦です。

上から体重をかけて押すコツをやっていくうちに掴んできたようです。体重をかけるときにあごも使って挑戦する子も。子どもたちなりにどうしたら力を入れやすいか工夫をしているのですね。

綺麗に型抜きできると嬉しそうに見せてくれた子どもたちでした。

最後はみんなで調理師さんの所へ運んで行きました。「お願いします！」自然と大きな声で伝える様子に、子どもたちの楽しみな気持ちが伝わってくるようでした。

待ちに待った給食では「おいしそう！」と期待を胸に食べていく様子がありました。「あ、お花の形！」と型抜きした野菜も見つけ、保育者や子どもたち同士で発見を共有しながら楽しく食べ進めていましたよ。

つき組さんも「くまさんあったよー！」と嬉しそうに見せていました。

この一年で色んな調理体験をしたそら組さん。実際に体験してみることで見ただけでは分からなかった気づきや発見も沢山ありました。

最後はいつも「おいしかったね」「楽しかったね」と子どもたちも言っており、調理体験を通して食への興味関心も深めたのではないかと思います。

来年度も引き続き調理体験を通して、食への意欲や関心を深められるよう取り組んでいきたいと思います。