NEWS

お知らせ

View More

2023.09.06

8月室内装飾「お盆」

 

少し前の話になりますが8月室内装飾についてお伝えしたいと思います。

 

8月装飾「お盆」

亡くなられた方やご先祖様が、あの世と呼ばれる世界(浄土)からこの世(現世)に戻ってくる期間のことです。故人が生前を過ごした場所、主に自宅でお迎えして、再び戻っていくあの世での幸せ(冥福)を祈る機会となっています。

精霊馬・精霊牛・・・「霊が戻って来られる時にはきゅうりの馬に乗って一刻も早く家に帰って来てもらい、少しでも長くこの世にいてもらいたい、帰る時にはなすの牛に乗って景色を楽しみながらゆっくりと帰ってもらいたい」という願いが込められています。

盆提灯・・・お盆に帰ってくる故人の霊が道に迷わないようにするための目印です。また、同時に故人の冥福を祈り、感謝を表すものでもあります

今年はなす・きゅうり(精霊馬・牛)、ほおずきを展示しました。

 

各クラスで観察もしましたので様子をお伝えしたいと思います。

ほし組

初めて見るキュウリの精霊馬やほおずきに、興味はあるものの少し不安げに様子を見ていました。保育者が手に持ち優しく声を掛けながら傍に持っていくと、おそるおそる手に持ってじっと観察していました。「キュウリのお馬さんだよ」とぱからっぱからっとお馬さんのように動かすと、保育者の姿に顔をほころばして手を伸ばし、保育者の真似をして動かしながら親しむ様子が見られました。

 

つき組

花瓶に刺した状態で持ってくると「わ!大きいねえ!」と顔を近づけてほおずきの大きさを感じていました。一房ずつ取って渡すとさっそくビリビリと外皮をちぎっていました。中身が見えてくると「あ!トマトだー」と呟く子も。確かに赤くて丸い姿からミニトマトに見えますね。出てきた赤い実は大事そうにずっと手に持っていました。ナスの精霊牛にも興味を持ち「ツルツル」とナスの感触を楽しんでいました。割り箸がなんで付いているのか不思議なようで”なんだろう…”といった様子で抜き差ししている子もいましたよ。

 

そら組

そら組さんは図鑑や絵本に載っていたお盆についてのページと照らし合わせながら観察していました。「あ、写真と一緒だよ」と誰かが呟く言葉に「え、どれ?」とみんなで覗き込み見比べる様子が見られました。赤い実の中身を見たくて触ってみるも、実が硬くどうすれば中身を見ることが出来るか試行錯誤する子どもたち。するとずっと実をもんでいた子が「柔らかくなってきた!見て!」と実の変化に気付くと近くにいたお友だちに気づきを共有していました。「ほんとだね」「こっちも見て!」とやりとりに花を咲かせています。お友だちとやりとりを楽しむ姿に成長を感じる場面でした。またキュウリの精霊馬にも興味を持っていたので「キュウリのお馬さんだよ」と伝えると、絵本に載っいている精霊馬とじっくり見比べ観察する様子も見られました。

 

まだ小さい子どもたちにとっては”死”という概念も分からず、お盆の行事もほとんど理解できないものだと思います。発達に合わせて親しんでもらい、少しでも日本の伝統行事に触れ、感じたことが経験値となれば幸いです。

      

 

「みんなの頭の上にあるものは何?」

 

エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、

「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで

その謎が明かされてゆく

 

プライムスター保育園グループの

保育ショートムービー第二弾!

 

 

ハートの種明かし

https://www.youtube.com/watch?v=OP-42fdGT78