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2023.08.14

様々な素材に触れる

今週は子どもたちが様々な素材に触れている姿を紹介します。

 

〈つき組〉

先日つき組では初めてのえのぐ遊びを行いました。初めてのえのぐに興味を持ってテーブルに集まってきました。『なんだろう』とすぐには触れずじっと見つめています。どんなことも『初めて』は少しの不安がありますよね。保育者がえのぐに指をつけてみると、それを見てやってみたいと触れ始める子がいました。保育者やお友だちが触れている姿を見て次々に手を伸ばし始めていました。中には手が汚れることに抵抗があるようでじっと観察をする子もいました。そんな姿もありのまま受け止めながら過ごしています。

 

指先で触れてみるとハッと表情を変え保育者に表現しています。えのぐの感触や手に色がつく感覚を感じ取っているようでした。指についたえのぐを振り払おうと手を振ってみる子や、指先を不思議そうにじっと見つめる子もいました。「きいろ」「あか」など知っている色を言葉にして伝えたり、えのぐの感触を気持ち良いと感じ笑顔を見せたりする姿も見られていましたよ。

 

画用紙に指を置いてみると色が付くことに気づき試していきます。1本の指先から複数の指先、手の平や両手・・・と次第にダイナミックに楽しむ姿が見られるようになりました。手形がつく面白さや、色が混ざっていく変化など次々に新しい発見もありました。大人が先回りして発見を伝えるのではなく、子ども達の表情や声や目線などから感じ取っていることに寄り添っていくことを大切にしています。

 

 

〈そら組〉

お花紙を用意してみると、早速興味を持って遊び始めました。少し力を加えるとビリビリと破けることに面白さを感じて試しています。すると今度は小さくなったお花紙が机や床に落ちる様子に目を留めたようです。ひらひらと舞う様子に魅力を感じたのですね。お友だちの模倣をして続いてやってみる子もいました。

 

新しく麺棒を取り入れてみました。すると、すぐに以前の調理体験で経験したうどん作りと繋がった様子で「うどんができた」の絵本を見ながらうどん作りが始まりました。絵本の中の麺棒で生地を伸ばすシーンを再現しようと「ころころころころ・・」と呟きながら集中して作っていましたよ。

 

五感をたっぷりと使った遊びを通して、様々な物の特質や仕組みに気づいていくのですね。子ども達の気づきに共感しながら感覚や感性を育んでいけたらと思います。