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2023.08.17

8月室内装飾【お盆】

 

今週は8月の室内装飾“お盆”について紹介します。

 

お盆は、7月15日から8月15日を中心に行われる先祖の霊をまつる仏教行事です。もとは、旧暦7月から13~16日に行われていたことから、現在でも地方によっては7月に行うところもあります。お盆を迎えるときに、胡瓜やナスで作った動物をお供えすることがあります。これは、ご先祖さまが、きゅうりの馬に乗って早く家に戻り、ナスの牛に乗ってゆっくり空へお帰り下さいという意味があります。他にも、蓮の花やお菓子、果物など色々なものをお供えします。盆踊りは、笛や太鼓や三味線でにぎやかな音を奏で、先祖への感謝や生きている喜びを表していると言われています。

 

玄関には【お盆のお供え物・鬼灯】を飾っています。

 

ほし組ではきゅうりの馬となすの牛を見ると興味を示し、手に取り観察をしたり床に立つように置こうとする姿がありました。「これは馬だね、牛だね」「きゅうりとなすは給食で食べたね」と1つ1つ丁寧に伝えていきました。また、鬼灯を不思議そうに見つめると優しく触れるような様子もありました。一緒に触れ観察をし、興味や発見に共感しながら関わっていきました。

 

つき組では馬や牛に見立てたきゅうりやなすの装飾を近くで眺めてみたり、自ら手を伸ばし触れてみたりと興味を示す姿が見られました。きゅうりは馬を、なすは牛を表しているということを伝えると馬や牛を思い浮かべ、歩かせるようにする様子も見られ、子どもたちの中で自由にイメージをしながら過ごしていました。鬼灯の装飾も触れて感触を確かめたり、鬼灯それぞれの色の違いに気付き、見比べるようにしながら観察を楽しんでいました。子どもたちの発見に寄り添い、興味が十分に満たされるよう、様子を丁寧に言葉で伝えていきながら発見に対する喜びにも共感し、関わっていきました。

 

そら組では装飾を見ると「それ何?」「見せて!」と興味を示し集まる様子がありました。なすときゅうりで作られた牛と馬を見せ「これはなすときゅうりで皆が知っている動物を作ったんだよ、分かるかな?」と子どもたちに問いかけると手に取り「何だろう?」と考えながら観察していました。夏にはお盆という日があるということ、お盆にはご先祖様が来てくれるということを分かり易い言葉で伝えていきながら装飾に触れ、日本の伝統に親しみが持てるように関わっていきました。