令和５年度☆夏まつり

2023.08.12

コロナが５類扱いとなり今年は全国各地で賑やかな夏が戻ってきました。ファーストスター保育園の夏まつりは「子ども達が夏祭りを通して、伝統のある季節行事に親しむ」「夏ならではの遊びや体験を五感を使って楽しむ」ことをテーマに、子ども達の発達に合わせて５つのコーナーを考えました。各コーナーの夏祭りの様子を写真を交えて紹介します。

【昆虫の観察コーナー】

子ども達は行動範囲が広がり、保育所外で散歩に出かけ、そこで様々な生き物に出会い、その姿に興味や関心を抱きます。身近な生き物に実際触れ「見たい、触りたい」という欲求から、更に「その生き物のことをもっと知りたい」と思うようになります。そこで今回、子ども達が興味・関心を強くもつ昆虫観察コーナーを設けました。

保育士が手分けをして採集した「カブトムシ（オス・メス）」「クワガタ（オス・メス）」「カミキリムシ」「バッタ」「カマキリ」「セミの抜け殻」を展示しました。子ども達も実際目にするのは初めての昆虫もいたと思いますが、保育室に置いてある図鑑ではよく見ていました。生きている昆虫を見て、足を止めドキドキしながらカゴを覗き込んで観察している子ども達。そっと触ってみたり、匂いを感じたり小さな命との触れ合いの場が作れました。また保護者の方々からの反響が想像以上に大きく、子どもと一緒にワクワク観察をしている姿は私達も心から嬉しく思いました。ご自身の幼少期を思い出されたことではないでしょうか？

【ひんやりコーナー（氷や水に触れる・ヨーヨーすくい）】

子どもは水の冷たさや砂のザラザラ感、泥のぬめり感など・・・様々な素材に触れることで、そのものの感触などを十分に味わい、楽しむ経験を通して、自らの感覚や感性を豊かにしていきます。そこで夏ならではの素材に触れられるコーナーを設けたいと思いました。牛乳パックで作った大きい氷に最初は恐る恐る触れてみたり・・その冷たさや硬さに驚く表情や不思議さに好奇心を持つ表情だったりと様々でした。水を沢山入れた大きいビニール袋には体重をかけて乗っかってみたりと、それぞれが思い思いに研究していました。お祭りらしさと言えばヨーヨー。人気のヨーヨーは好みの色を選び、振って音を聞いてみたり、転がしてみたり、転がした時に生じた思いがけない動きに感じたことを大人に伝えようとしたりしていました。

【うちわづくりコーナー（野菜スタンプ）】

見たことのある、食べたことのある野菜がザルに盛られて美味しそうに並んでいます。子ども達は買い物カゴに好きな野菜を選んで入れていきます。子ども達は実物に触れることが大好きです。絵の具のスタンプ台を使って真っ白いうちわにスタンプしていきます。輪切りの断面を使ったり、側面を使ったり、自分の指でペタペタしてみたり、、、アイディアが広がっていきます。同じ物がひとつとない個性溢れる仕上がりになりました。うちわ作りが終わると野菜に興味がある子ども達は、輪切りにする前の展示していた野菜を手に取り、とうもろこしの皮を剥いたりヒゲを触ったり、オクラをぽきっと折ってみたり、小松菜をゆらゆら振ってみたり、、、実験・研究を始めました。興味・関心を持ったことは、とことん試せる時間を作りたいですね。

【打ち水コーナー】

水を撒いて涼を得る・・暑さをしのぐ先人の知恵「打ち水」を体験できるコーナーです。小さいお友達は桶にはってある水を自分の指先で触り、２歳児クラスのお友だちは柄杓の使い方をやって見せるとすぐに自分でもやってみたりしていました。「昔の人は暑さを凌ぐのにこうやって水を撒いていたんだって」「水を撒くと涼しくなるんだね」と会話を織り交ぜながら水撒きをしました。２歳児クラスのお友だちやお兄さんお姉さんが繰り返し打ち水を楽しんでくれました。