2023.06.30
絵本
今週は、絵本についてご紹介いたします。
絵本は子どもたちを集め一斉に読み聞かせをするものではなく、子どもと保育者との一対一の関わりやじっくりと物語や絵を楽しむものとして設置しています。
保育者の膝の上でくっついて読むことで、至近距離だからこそ表情の変化や息使いの変化に気付き、子どもたちの心の動きに寄り添うことができます。
昔から愛されてきた絵本やベストセラーには、心地良い響きの音や馴染みやすく美しいイラスト等素敵なポイントがたくさん詰まっているため、福音館や偕成社等の1960~1970年代のものを選ぶことが多いです。
各クラス表紙が見えるよう重ならないように並べており、読みたいときに読みたいものを手に取れるよう複数冊ずつ設置しており、その時の子どもの興味や季節・行事に合わせて絵本を入れ替えています。
身近な物への興味が広がるよう食べ物に関する絵本や、言葉の発達を促すために子どもたちが繰り返しやすい擬音が出てくる絵本を選んでいます。
本物に近いイラストの絵本を選ぶことで物と物の名前が一致しやすいため、絵や文章の美しさも絵本を選ぶポイントにしています。
0歳児では、今の時期は擬音を使った絵本をメインに置いています。
『じゃあじゃあびりびり』という絵本では、「ぶーぶー」「わんわん」と保育者の言葉を模倣する姿が見られ始めました。『てんてんてん』という絵本では、保育者の動きと同じように点を描いたり、渦をなぞったりという姿があり、見るだけでなく子どもたちなりに声や身振りを交えて読むようになっています。
自分の思いを動作で表すことができるようになり、読んでほしい絵本を保育者に差し出しているほし組さんです。
1、2歳児では、本物を見たり調べたりできるよう図鑑を数冊置いています。
花や虫に興味を持った子がいたら図鑑を戸外に持って行ったり、自然物を拾ってきて室内でじっくりと観察したりと、興味を持ったその時に満足ゆくまで調べられる環境を大切にしています。
そら組では、図鑑の中に興味のあるものを見つけクレヨンで描いたり、粘土で作ったりと再現を楽しむ姿もありますよ。
絵本は子どもに新たな言葉との出会いを作り、言葉の感覚や語彙を豊かにするとともに、子どものイメージを広げます。この時期はまだ、言葉の意味を理解して楽しむより、言葉そのものの音やリズムの響きが持つ面白さを繰り返して楽しんでいます。
繰り返し読んでもらうことで耳にした言葉を自分の中に取り組み、自分もその言葉を使うことを楽しめるように一人ひとりとじっくり関わっています。
絵本選びに迷ったら是非選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
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