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2023.04.21

室内遊びについて

 

入園から早くも1か月が経とうとしています。少しずつ保育者に親しみと安心感を持って過ごす姿が見られるようになってきています。いつでも見守ってもらう環境の中で興味を持った物や環境に自分から関わろうとする姿も見られ、「見ててね」と目線や表情から心の声が聞こえてくるような気がします。

 

 

保育園では、五感を使って遊べる遊びとして室内では『おままごと(抱き人形)』『絵本』『積み木』『その他の遊び』の4つのカテゴリーに分けた遊びのコーナーを設定しています。

 

おままごとコーナーでは、子ども達一人ひとりがイメージした物に見立てることができるようなフェルトやチェーンリング等の食材を揃えています。発達によって大きさも配慮し、お鍋やフライパン、食具等も実際に大人が使うような物を設置しています。

ボウルやお鍋にチェーンリングやフェルトを沢山入れて「まぜまぜ」と泡だて器やレンゲを使って混ぜる子ども達。「どうぞ」とできたお料理を保育者の口元へ運んでくれる場面もあります。「おいしいね」「何が入っているかな?」「どんな味がするかな?」「甘いかな」など一つひとつ声を掛けながら関わる中でやりとりに心地良さを感じている様子です。

 

一人に一体ずつ「赤ちゃん(抱き人形)」も用意しています。子ども達は自分の欲求を身近な大人に受け止めてもらう経験を重ね、大人との信頼関係が育まれていきます。そして少しずつ信頼する大人が自分にしてくれたことを模倣しようとして「赤ちゃん」に優しく声を掛けたり、お世話をしようとする姿が見られるようになっていきます。「あかちゃん!」と寝ている赤ちゃんにバンダナの布団を掛けてあげたり、ごはんを食べさせようとする姿も見られていますよ。

 

 

絵本コーナーでは、子ども達がくつろげる空間で絵本を楽しめるようにしています。保育者のお膝の上に座ってゆったりと絵本を読みやり取りに満足感を味わっています。図鑑を開いて知っている食べ物を指さして「いちご」「ばなな」と保育者に伝えようとする姿も見られていますよ。「ほんとだね」「いちごがあったね」など丁寧にやり取りを重ねています。

 

 

 

積み木コーナーでは、積み木やプラステンを並べる、積む、積み上げるなど試行錯誤しています。一つずつ積む中で高く積み上がると「おお~」と保育者と目を合わせたり、息を合わせたりしながら楽しむ姿が見られています。また、音を立てて崩れる様子にも目を留めて音や変化を感じ取っているようです。そら組では「ブッブー!」と車に見立てて遊ぶ姿も見られています。

 

 

その他の遊びの中には粘土やお絵描きなどがあります。手先を使って長く伸ばしたり、丸めたり…。「これは〇〇だよ」と保育者に作った物を見せながらイメージを膨らませて形にしていますよ。

 

安心して自分の好きなもので満足するまで遊び込む経験は、子ども達の成長にとってとても大切です。自分の物がいつでも保障され、見守られる環境の中で安心して過ごせるような環境を引き続き整えていきたいと思っています。

 

5月に予定しています保護者会でも、遊びの様子や環境についてを詳しくお伝え出来たらと思います!