３月３日のひな祭りには、室内装飾として玄関に折り紙で作成したお雛様とお内裏様、桃の花、ひなあられを飾りました。

ひなあられは基本的に「桃・緑・黄・白」の４色で構成されていて、四季を意味しています。これによって「一年を通して娘の幸せを祈る」という意味が込められるようになりました。

桃の花は門にさしておくと邪気を払うという言い伝えから、祝い花として使われるようになったそうです。

そしてこの日の給食とおやつは、ひな祭り献立でした。

給食の様子です。

「今日はひな祭りだね」とお話ししたり、ひなまつりの歌を口ずさんだりしながら給食の準備をしました。保育者が給食を運んでくる姿を見て「おいしそ～！」と子どもたち。お腹がすいてテーブルに集まってきました。ごはんの上に乗っている錦糸卵に気づき１番最初に手を伸ばす子や、菜の花が入ったすまし汁をおいしそうに飲む子もいました。

食事はただ空腹を満たすだけではありません。「おいしいね」と愛着形成担当の保育者と目を合わせたり、「これは？」と食材に興味を持って聞いてみたり、様々なやり取りを楽しんでいます。保育者も「どんな味がした？」「レンコンのシャキシャキって音がしたね」「ごはんは酢が入ってるから少し酸っぱいかな」などと子どもたちが感じ取っていることに丁寧に言葉を添えて関わっています。温かい関わりの中で食べることが楽しいと感じることが将来の子ども達に繋がっていくのですね。

最初は「あんまり食べたくないかも・・」と感じていた子も、「ごはんの上に何が乗ってるかな」「どんな味がするのかな」と保育者とお友だちがやりとりしている姿を見て興味を持ち始めたり、「〇〇ちゃん、これおいしいよ！」とお友だちの声に「食べてみようかな」という気持ちになったりする姿も見られていました。一口食べると「・・・おいしい！」と笑顔で食べ進めていました。

これは日々の子ども達の１部の姿ですが、子ども達は１日１日を過ごす中で様々な出来事や経験を繋ぎ合わせながら過ごしています。経験と経験とが結びついた瞬間を見逃してしまわぬよう大切に過ごしていきたいものです。今年度も残りわずかとなりましたが引き続き一人ひとりと丁寧に関わり、寄り添っていけたらと思っています。

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「みんなの頭の上にあるものは何？」

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