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2022.11.02

☆10月室内装飾☆

 

昼夜の寒暖の差もだんだんと大きくなり、少しづつ冬の訪れを感じるようになりました。園庭で遊ぶ子どもたちのの服装も薄手の物から少し厚手の物に変わり、晩秋から冬への季節の変化を五感で感じられるような気候になってきています。

 

 

さて、今回は10月の室内装飾についてお伝えしたいと思います。

 

10月(神無月)の装飾

~霜降(そうこう)~

季節の花:菊、ホトトギス

季節の野菜・果物:里芋、柿

 

霜降は二十四節気の一つで、寒露(草木に冷たい露が下りる頃)の次の暦で、霜降の次は立冬となり、秋の最後の暦であり、今年は10月23日~11月6日にあたります。

朝晩の気温が一段と下がり、霜が降り始める時期であることを意味します。まもなく草木や地面に霜が輝き、足元の冷える季節が到来します。徐々に日が短くなり、本格的な冬に備えて、冬支度を始めるのもこの時期とされています。

 

 

 

 

各クラスの様子です。

 

(ほし組)

 

 

ほし組さんは最近、自然に対して興味関心が出てきたこともあり、みんな装飾を見るなり手を伸ばしていました。

 

特に柿が人気でした。里芋は表面のザラザラが嫌で、チョンと触って終わりにする子もいれば、手にフィットするのか握りしめていたりと、それぞれ感触が異なるようでした。

 

 

    

「柿だね」と声を掛けると「かーき!」という姿がとても可愛らしかったです。柿のヘタ部分の葉っぱが気になり指で触っていました。

 

「匂いするかな?」と保育者が柿に鼻を近づけると真似して同じように鼻を近づけていましたよ。「いい匂いする?」と聞くとあまり匂いがしなかったからか「?」という様子でした。

 

 

柿を持つとみんな保育者にニコニコの笑顔で見せてきました。まだ、手のひらが小さいため柿が落ちないように両手で持ったり、指先に力を入れていたりと工夫していました。

 

(つき組)

 

 

柿と里芋を見に行こうと誘うと「かき!」「いも!」と言って意気揚々と向かいました。

 

「かきだ!」と手に取って保育者に見せてきたり、じっと柿を観察したり感触を確かめていましたよ。

ほし組さんと同じように柿のヘタ部分が気になり指で触る子もいました。

 

皮を剥いて切った柿はおやつに出ているので見たことはあっても、そのままの柿は見慣れないからかずっと手に持っていましたよ。皮がつるつるしてひんやりする感触も気持ちが良いのかもしれません。

柿を見て「あか」と色を言ったり「トマトみたい」とイメージから見立てている姿も見られました。

 

 

  

 

里芋の手触りが独特だからか「いもー」と言いながら触って感触を楽しんでいる子どもがいました。

「○○くんもってる」と自分と同じように里芋を持っていることに気づいて保育者に嬉しそうに教えてくれました。

 

花が飾ってあることに気付いた子どもは鼻を近づけて匂いを嗅いでいましたよ。「はな!はな!」と手を伸ばしていました。

 

 

(そら組)

   

 

階段を降りていくとすぐに柿があることに気づいていました。

「オレンジになってる!」という子どもが多くいました。子どもたちにとって保育園にある柿と言えば秋に実る園庭の柿の実です。園庭の柿の実はまだ緑色でオレンジに変わる途中だったので、オレンジ色の柿が目の前にあり、「待ちに待ったオレンジ色の柿だ!」と思ったようです。

手に持って匂いを嗅いでみる子や「昨日のおやつに出てたね」と話をする子もいました。

 

 

里芋はあまり見たことがなかったようで「じゃがいも?」「よごれてるの?」と疑問に思ったようでした。

「里芋っていうんだよ」と伝えると「さといも!」「しらなかった」と答えていました。

数や数字に興味を持ち始めている子どもが多く「1,2,3,4…」と里芋や柿の数を数える姿もありました。

 

 

お花を見ると「ずかんでしらべよう!」」と提案する子どもがいました。

すると「いいね!」「そとにあるかも。みてみよう」と子どもたち同士の会話が聞こえてきました。

その後、お部屋で植物の図鑑を見て調べることにしました。同じものを見つけて「おなじのあった!!」と喜んでいましたよ。

「これは何という名前だろう?」「これはどうなっているのだろう?」と様々なものについて興味や関心、疑問を持つことが芽生え始めたそら組さん。今までとは少し違った室内装飾への見方、触れ方ができたようです。

 

日本の文化や行事、季節の移り変わりなどに身近に触れられるよう、室内装飾を行っています。大好きなお家の方とも共有することで、子どもたちにとってさらに深い経験となります。室内装飾を見かけたら、ぜひ足を止めて、お子さんと楽しんで頂ければと思います。