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2022.10.12

☆金木犀と柿の実☆

10月に入り秋らしさが増してきましたね。

今回はそんな秋らしさを感じる園庭の金木犀と柿の実のお話をしたいと思います。

 

 

【柿の実編】

     

風の強い日に園庭に枝と一緒に落ちていた黄色くなりかけた柿の実を、ほし組の子どもたちと観察しました。

「柿の実だよ」と子どもたちに手渡すと、意外と重かったようで、落としてしまう姿がありました。クルクル回して全体を見たり、付いている葉っぱをちぎったり、じーっと見つめたりと観察していました。時折、柿の実を取られて「あー!あー!」と怒ったり、取り返そうと手を伸ばすかわいらしい姿も見られました。

 

 

【金木犀編】

 

夏まつりの色水遊びの経験から、おしろい花をいろいろな遊びに取り入れていました。そのため、金木犀の花が開き始めたことに気づくとさっそく遊びに取り入れ始めました。

開き始めは白っぽく見えた金木犀の花が数日で満開になり、オレンジ色が濃くなったことに気づき「おれんじ!」と教えてくれました。「金木犀っていうんだよ」と伝えると「きんもくせい?」と聞きなれない花の名前を復唱していました。

遊びに取り入れるため木の枝を揺らし金木犀を下に落としている子もいましたよ。そのまま地面に落ちのるのでは、花が細かすぎて拾うのが大変、ということに気づいたのか、木の下にボールを置いて置きその中に金木犀が落ちるようにしてありました。そして、集めた金木犀を食材に見立てておままごとをやっていましたよ。なかには、水を入れて金木犀が浮かんでいるのを観察している姿も見られました。

 

 

保育室から金木犀を見ていた時。

数日前よりもオレンジ色が濃くなっていることに気づき「おれんじ!」と教えてくれたので、園庭の柿も同じようにもうすぐオレンジ色になり、オレンジになったら甘くておいしい柿になることを伝えました。。

すると、「そうなんだ」と言った後「あのお花(金木犀)も食べられるの?」と一言。

柿はオレンジになったら食べられるため、金木犀の花もオレンジになったから食べられるのかも…と考えたようでした。金木犀の花の甘い香りとあの砂糖菓子のような容姿は、確かに「食べられないかなぁ」なんて考えてしまいそうです。

かわいらしい想像に、思わずにっこりしてしまいました。

 

 

秋はドングリや落ち葉など季節の変化を感じやすい時期です。

散歩や園庭での活動の中で五感を通して様々な感覚や知覚を知ってもらえる機会を大切にしていきたいと思います。