2022.08.24
【8月室内装飾】お盆
今週は8月の室内装飾についてご紹介します。
今月の室内装飾は『お盆』をテーマに、精霊馬・精霊牛・水の子を飾りました。
お盆期間は一般的には8月13日から16日の4日間とされています。
お盆にはご先祖様が帰ってくるため、少しでも早く帰ってこられるようにキュウリの「精霊馬」と、帰りはのんびりなごりおしみながら帰ってほしいということでナスの「精霊牛」が飾られます。
また、ナスやキュウリなどをさいの目に切り、洗った米を混ぜたものを、ハスの葉やサトイモの葉をしいた器に盛りつけた「水の子」は、ご先祖様へのお供え物のひとつです。
遠い昔から続く日本の風習を、子どもたちも身近に感じてくれることを願い、お部屋で装飾の観察をしました。
お盆のことや、どんなものなのか、なぜ飾るのかを分かりやすい言葉で伝えていく保育者の言葉を、「ナス」「キュウリ」「走る」と片言で反芻して、子どもたちなりに理解しようとしていました。
実際に精霊馬を手に取って机の上を走らせる姿や、「ご先祖様が食べる」という話から水の子をつまんで食べる仕草をして「おいしい」と呟く姿もありました。
保育者の言葉から連想したイメージの表現が、とても子どもたちらしくて可愛いですね。
ほし組の子どもたちも、保育者と一緒に実際に触ったり、つまんだりしながら、「これはなんだろう」とじっくり確かめていました。
観察中、顔の近くに来たキュウリの独特なにおいに驚いて、目をしぱしぱさせていた子どももいました。
独特なウリ科のにおいは、なかなかの刺激だったようです。
「びっくりしたね」と保育者に寄り添われながら、その後も不思議そうな様子で観察を続け、手触りや重さ、色や形などを感じ取っていました。
ナスを鼻の近くに持っていくと、「スンッ」と鼻を鳴らしてにおいをかぐ子どもの姿もありましたよ。
本物に触れて、見て、五感で色々なことを感じ取りながら、日本の風習に親しむ時間となりました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
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