2022.07.25
絵本の選び方
みなさんはどうやって絵本を選んでいますか?
保育園では、クラスごとに子どもたちの発達や興味、季節に合わせてその都度絵本を入れ替えています。
今回は、年齢ごとに選ぶ基準や絵本の良さについて紹介しようと思います!
【1歳児~2歳児クラス】
【くだもの:作・平山和子 福音館書店】
【ずかん・じどうしゃ:作・山本忠敬 福音館書店】
~今月の季節の絵~
【たなばたものがたり:作・二俣英五郎 教育画劇】
【やたいのおやつ:作・ふじもとのりこ 鈴木出版株式会社】1~5歳児どのクラスにも人気です!
言葉の発達を促す為に、子どもたちが真似して言いやすい擬音が出てくる絵本や
食べ物等身近な物の名詞が覚えられるような絵本をメインに置いています。
また、かわいいイラストよりも実物により近い絵の絵本を選ぶことで、
物と物の名詞が一致しやすくなります。
常時置く絵本とは別に、毎月季節に合った絵本や絵本の対象年齢が3~5歳でも、
子どもたちの興味に合った絵が出ている場合は置いています。
ストーリー性があったり、長い絵本は保育者が、簡単な物語にして読んでいます。
この年齢は、ストーリーよりも視覚的に絵本を楽しんでいる為、
絵本の絵の美しさに着目して選んでいます。
【3~5歳児】
【はっけんずかん:学研】
【小学館の図鑑NEO:小学館】
【えんにち:作・五十嵐豊子 福音館書店】
登場人物の気持ちを想像して絵本の世界に入り込めるように、ストーリーを重視して選んでいます。
話すことは出来るようになっていますが、絵本をたくさん読むことで語彙数がさらに増えます。
喜怒哀楽を感じ、登場人物の心の変化を知ることで、子ども自身の感情が豊かになっていきます。
また、図鑑もたくさん用意し、子どもたちが生活の中で生じた疑問を調べたり、新しい発見に
繋がるようにしています。
【おむすびころりん:作・よだじゅんいち 日本昔ばなし】
【にんぎょひめ:作ハンス・クリスチャン・アルデルセン】
どの年齢にも共通として、昔からあるベストセラーや昔話をたくさん取り入れています。
昔話には、心温まるストーリーを読む中で、自己肯定感が上がり、道徳の教えも入っているので
社会性を高める効果もあると言われています。
また、絵本の選び方だけでなく、読み方や読むときの関わり方も大切にしていることがあります。
絵本を読む際には、子どもの前で読み聞かせることだけでなく膝にのせたり、隣で体を密着させて
スキンシップを取りながら1対1で読む時間を大切にしています。
対面で読むよりも、同じ目線になることで
子どもたちの発見や感じていることにより共感しやすくなりますよ。
また、繰り返し読んで欲しいと頼まれることが多いと思います。
子どもたちは何度も読む中で理解を深め絵本の世界に入り込んでいます。
ぜひ、そんな姿が見られたら応えてあげてください!
お子さんがどんな絵本が好きなのか、担任に聞いて見てくださいね!!