2022.05.16
ゆめ組 戸外あそび
今回は、ゆめ組の子どもたちの戸外あそびの様子をお伝えしたいと思います。
●ダンゴムシ
まだまだ雨の多い時期ですが、自然の中の生き物たちがたくさん姿を見せるようになりました。
最近はダンゴムシを夢中で探し、見つけると
「〇〇くーん!ダンゴムシ、いたよー!」
と声を掛け合っています。
ここの公園は湿った土が多く、落ち葉の下や木の根元などにたくさんダンゴムシがいる“ダンゴムシスポット”として認識しているようです。
ひかり組の頃から、虫を探したり図鑑を見たりして、その中でさまざまな経験や発見を重ねてきた子どもたち。
虫が好む場所や食べる物などの知識も、保育者や友達とのやりとりの中で増えてきました。
あそびの森や公園で捕まえた虫を、園に連れて帰ることもありますが、観察した後、
「ごはんないから」「(虫が)いっぱいいて、ぎゅうぎゅうで、苦しそうだから」
などの理由を言葉にしながら、外へ逃がしています。
今までの経験の中で、どうしたら虫が生きていけるのか、どうしたら死んでしまうのか、
などを理解してきているようですね。
これからも、あそびの森などで、たくさんの自然物に触れたり見たりすることを通して、
どんな発見をしていくのか、どんなことを感じてどんな言葉や方法で表そうとするのか、
子どもたちのそばで見守りながら一緒に五感で感じていきたいと思います。
●どろけい
ルールのある遊びの楽しさも味わっています。
そのひとつが『どろけい(泥棒と警察)』です。
保育者が泥棒に、子どもたちが警察になることが多く、子どもたちみんなで保育者を追いかけています。
「〇〇先生なら、あっちだよ!」と伝え合ったり、挟み撃ちにしたり、子ども同士で連携プレーをしています。
捕まった保育者が、「先生は、何して捕まったの?」と尋ねてみると、
「銀行に入っお金をとったんだよ」と話す姿もあり、
泥棒と警察の中でただ追いかけっこするだけでなく、細かい設定も考えられているようです。
このフェンスの向こう側が牢屋で、保育者が逃げないように見張る役の子どもがいます。
他にも、パトロールする人、銀行員、警察犬の役など、子ども同士でやりとりしながら自分の役割を決めて、
どろけいを楽しんでいます。
茂みの小さなトンネルような場所が牢屋になることもあります。
遊びの中で、ルールを守ると友達との遊びが楽しくなるという実感をもてるようにすることは大切なことです。
他者と共に遊ぶということは、自他に共有された何らかのルールに従うということであり、
ルールを守らない子どもがいると楽しい遊びにならず、その遊びも継続できません。
友達と一緒に遊ぶ中で、楽しく遊ぶためには参加者がルールに従うことが必要であることや、より楽しくするために自分たちでルールを作ったり、作り変えたりすることもできることがわかっていくことは、生活上のきまりを理解し、守ろうとする力の基盤となっていきます。
これからも、子どもたちとのやりとりを大切に関わる中で、楽しく遊ぶためのルールを一緒に考えたり、その楽しさに十分共感したりしながら、子ども同士のやりとりを見守っていきたいと思います。
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「みんなの頭の上にあるものは何?」
エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで
その謎が明かされてゆく…。
プライムスター保育園グループの
保育ショートムービー第二弾!
♡ハートの種明かし♡
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