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2022.05.10

5月室内装飾【端午の節句】

 

今週は室内装飾“端午の節句”について紹介します。

 

端午(たんご)の節句とは、五節句のひとつです。古代中国では、古くからの季節の変わり目の5月になると薬草である菖蒲酒を飲み、菖蒲を腰に下げるなどして、体の汚れをはらう厄除けの行事をしていました。

この慣習が日本に伝わり、菖蒲が(尚武)に通じることから、武士の間で男の子の厄除けと健康を祈る行事として定着しました。

兜・・・兜や鎧は身を守る道具の象徴であり、男の子の健やかな成長を願って飾られるようになりました。

菖蒲・・・古くから邪気払いの力があるとされており、また、武道を重んじるという意味の「尚武」と読み方が同じであることから武士の間で縁起が良いとされてきました。

 

玄関には菖蒲の花と折り紙で作った兜を飾りました。

 

ほし組では兜や菖蒲に興味を示し、自ら手を伸ばして触れてみようとする姿が見られました。一緒に兜や菖蒲のツルツルとした感触を確かめました。子どもたちの興味が広がるよう、一緒に手に取り観察し、様子や感触を言葉にして伝えていきました。

 

つき組では装飾を見つけると「あ!」と声を出したり、指を差して発見を知らせるような姿が見られました。子どもたちの側に置くと不思議そうにじっと見つめて観察する姿や、「葉っぱ」と言いながら手で触れ、感触を確かめていました。「これは菖蒲っていう葉っぱだよ」「長いね」と興味に対し丁寧に関わっていきました。兜も手に取り観察をする中でその部分を指差し、「青」と伝える様子が見られました。「そうだね、青の兜だね」「帽子みたいな形をしてるね」と子どもたちの興味・関心に寄り添い、関わっていきました。

 

そら組では菖蒲と折り紙で作った兜を見ると「それ何?」「大きい葉っぱ!」「お花かな?」等と興味津々の様子で集まってきました。手で触れたり、匂いを嗅いでみたりと様々な方法で確かめていました。子どもたちの興味が十分に満たされるよう見守っていきました。「菖蒲や兜を飾るのは、皆が元気に大きくなれますようにっていう意味が込められているんだよ」と伝えると「そうなの?僕も?」と話す姿が見られました。日本の行事や暦の意味を分かり易い言葉で伝えることで興味・関心が深まるよう関わっています。子どもたちが元気で健やかに過ごしていけるよう気持ちに寄り添っていきたいと思います。