2022.04.30
春のぽかぽかお弁当散歩
先日4月22日(金)は、春のぽかぽかお弁当散歩がありました。
数日前から、お弁当やピクニック、天気に関する絵本を読んでいたり、保育者とのやりとりの中でお弁当散歩を心待ちにしていたり、子どもたちもとても楽しみにしている様子でした。
毎日のように「あした おべんとう?」「はれるかな」と保育者に尋ねていましたよ。
中には『おべんとう』の絵本を見ながら、フェルトやプラステンをウィンナーや卵焼きなどの食材に見立て、絵本と同じようにお弁当を作る姿もありました。
当日は子どもたちの期待が届いたかのように、無事暖かな気候に恵まれましたね。
少し暑いくらいの晴れ晴れとしたお天気のなか、まずはあそびの森でたっぷりあそびました。
春の草花や虫との出会いの中で心動かされながら、子どもたち同士額を突き合わせて観察に夢中になっている姿がほほえましいです。
頭も身体もたくさん使って遊んだあとは、いよいよ楽しみにしていたお弁当の時間です。
東屋の下にレジャーシートを敷き、皆で輪になってお弁当を食べました。
お弁当の蓋を開けると、「うわーおいしそう!」「みてみて、○○がはいってる!」と、喜びの声があちらこちらから聞こえてきました。
大好きな保護者の方が作ってくれたお弁当を通して、自分への愛情や大切にされていることを実感しながら、夢中で食べていましたよ。
「おいしい」「うれしい」という気持ちが伝わってくる表情や仕草に、保育者もとても温かい気持ちになりました。
子どもたちが感じている思いひとつひとつに丁寧に寄り添い、「おいしいね」「うれしいね」と言葉で共感していくことで、ひとりひとりの気持ちが満たされ、次第に他の子のお弁当に興味を持つ姿もみられました。
「いちご おなじだね」「○○くんは○○がはいっているね」とお互いのお弁当を見比べ、違いや同じものがあることに気付きながら、やり取りを楽しんでいましたよ。
「同じ経験を共有する相手」がいることで、よりおいしさや嬉しさが増し、思い出深い出来事となったようです。
お弁当散歩が終わったあとも、「おべんとう おいしかったね」「えほんとおなじ いちごがはいってたね」と、ごっこあそびや絵本を見るなかで、経験を再現したり、振り返る姿がありました。
「そうだね。おべんとう、嬉しかったね」と保育者も一緒に振り返り、思いを共有しながら、子どもたちが再現しようとしているイメージに合わせた素材やスペースを保障できるよう、環境を整えて見守っています。
味覚と記憶は結びつきやすいといわれますが、このお弁当散歩を通して、自分が大切にされている存在であることをより強く感じ、心地よい経験として子どもたちの心に残ったと思います。
お忙しい中お弁当作りにご協力いただき、ありがとうございました。
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