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2022.04.19

4月室内装飾【清明・穀雨】

 

毎月、暦や行事に合わせて室内装飾を飾っております。季節や日本の伝統的な行事等に子どもたちが親しむ機会、また本物に触れられる機会を作ることで五感や感性を育めるように設定しています。

 

今月は、清明・穀雨について紹介します。

清明(2022年は4/5)は、二十四節気の一つでその名の通り、万物が清々しく生き生きとした様子を表しています。春の柔らかな陽光を受けて、桜の花などが明るく輝くこの時期は、1年のうちでも特に華やかです。

穀雨(2022年は4/20)は、二十四節気の一つで春を表す最後の節気となります。この時期に降る雨は「百穀春雨」とも言われ、農作物にとっては恵みの雨となります。そのため、昔は穀雨に合わせて田植えや種まきをし、稲などが育ってきた時期に雨が降って大きく育つと言われていました。

玄関には春の野菜“新玉ねぎ・蕗・タラの芽”を飾りました。

 

ほし組では装飾を見ると興味を示し、指差しをしたり手を伸ばしたりする姿が見られました。子どもたちの興味を感じるものに出会う姿に共感する言葉掛けや、気持ちを言葉にして返す応答的な関わりをしていきました。

 

 

つき組では装飾を見つけると興味を示し、新玉ねぎを手に取り「重いね」と保育者に伝える姿や、蕗やタラの芽を不思議そうに観察し、指で触れてみたり、手に持ち「葉っぱ」と伝えていました。「玉ねぎ、重いね」「この葉っぱは蕗とタラの芽だよ。お料理したら食べられるよ」と発見や興味寄り添っていきました。また、昼食時には給食の玉ねぎを手でつまみ「これ」と尋ねるようにしていた為、「玉ねぎだね、さっき大きい玉ねぎを持ったね、重かったね」と食材への興味に寄り添い、また、繋がりを持って行事や四季に触れられるよう関わっていきました。

 

 

そら組では装飾を保育室に持ってくると不思議そうに眺める姿がありました。大きな玉ねぎがあることに気が付くと「玉ねぎ大きいね」と伝えたり、タラの芽や蕗に触れ匂いを嗅ぎ「なんか変なにおいするね」と感じたことを言葉にし、保育者に伝える姿も見られました。子どもたちが言葉で表現し、伝えてくれたことに対しタイムリーに応答し、気持ちに共感するようにしていきました。