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2022.03.10

室内装飾【ひなまつり】

 

 

今週は室内装飾(ひなまつり)についてご紹介します。

 

五節句の一つで、「桃の節句」ともいい、女の子の成長や幸福を願うお祭りです。平安時代に行われていた着せ替え人形で遊ぶ「ひいな遊び」と、奈良時代から行われていた紙人形を自分の災いの身代わりにして流すという「流しびな」の風習が結びついて、ひなまつりに発展したようです。その後、室町時代になると紙人形ではなくひな人形を飾って、お祝いするようになりました。この行事が江戸中期ごろには武家社会や裕福な商家などへも広まり人形も豪華のものになっていきました。

保育園の玄関には3月3日のひな祭りにちなんでお雛さま、ひなあられ、ももの花を飾りました。

 

ほし組では、玄関で装飾を見つけると、ももの花を指差し「木!」と声に出していました。そばに持ってくると枝をじっと観察したり、蕾や花に触れ感触を確かめていました。保育者も同じように枝や花に触れながら「木だね、お花も咲いていたね。」と発見や興味に共感しながら受容的に関わっていきました。また、ひなあられや折り紙で作ったひな人形を手に持ち眺めたり、ひなあられが入った容器を振って音を聞いたりと五感を使って様々な発見をしていました。

つき組では、玄関に向かうとももの木を見つけ、指を差しながら「お花あったよ」と保育者に伝える姿がありました。ももの花やひなあられを子どもたちの近くへ持ってくると蕾に触れ「なんだろう?」と不思議そうに眺めたり、ひなあられを見て知っている色があると「ピンクだね」「こっちは黄色」と話していました。その様子に対し「これは蕾だよ」「これから綺麗なお花が咲くんだよ」と蕾について分かりやすい言葉で伝えたり「ピンク色と黄色と白のひなあられだね」と子どもたちの発見や気付きに共感する言葉掛けをしたりと、季節や行事について丁寧に伝え、関わっていきました。

そら組では、装飾を玄関で見つけると「あれ見たい!」と興味を示していました。近くで装飾を観察し、保育者が「3月3日はひな祭りっていう日だよ」と伝えると「ひな祭り?」と尋ねる姿が見られた為、「ひな祭りは女の子の成長を願う日なんだよ」とひな祭りという行事について分かり易く説明していきました。子どもたちは保育者の話を聞き、頷いたり「一緒にお祝いしたい!」と反応を示していました。また、「これはひな人形で、これがひなあられ、これはももの花だよ」と装飾について話すと興味津々の様子で触れたり、「美味しそう!食べたい」と伝える姿も見られました。子どもたちの興味・関心がより深まるよう、丁寧にやり取りを行ったり「今日の給食もひな祭りにちなんだご飯だよ、楽しみだね。」と行事に期待が持てるよう関わっていきました。