2022.02.01
【そら組】カレーライス作り
乳幼児期における食事は、今後子ども達が生きていく中でとても重要です。「食べることが大好きな子ども」に育つには、身近な大人の温かい関わりの中で食事をし、満足感を味わう経験の積み重ねが大切ですね。他にもおおむね2歳児の食育で目指す子ども像として「調理している人に関心を持つ」「調理体験を通して、食べものを身近に感じ食材に興味をもつ」「作る事の楽しさを知る」などの姿が挙げられます。そこで、そら組では毎年調理体験としてカレーライス作りを行っています。
「カレーには、どんなものが入っているのかな」「どうやって作るのかな」など調理する前に子ども達とカレーライスの絵本を見ながらお話しをしました。子ども達にとって普段から親しみのある絵本だったので「にんじん」「じゃがいも」など知っている食材の名前が聞かれたり、調理の工程を伝えたりする姿も見られていました。
まずは、にんじん、じゃがいもを綺麗に洗います。水に触れると「冷たい!」と言いながら一生懸命洗っています。「綺麗になったよ!」とピカピカの食材を保育者に見せてくれました。
次はたまねぎの皮むきです。保育者が実際に剥いて見せると、身を乗り出して真剣な表情で見つめています。「早くやりたい!」とはりきる気持ちが伝わってきますね。
たまねぎを剥き始めた子ども達、剥いていると匂いがすることに気付きました。手に付いた匂いを嗅ぎ、「変なにおいがする」と呟きが聞こえてきます。「たまねぎってこんな匂いがするんだね」と共感しながら関わりました。剥いていると目が痛くなった子もいたようで、「痛いよ〜」と困った表情を見せる姿もありました。
玉ねぎの皮を1枚剥き、もう1枚剥き、気付いたら・・・「全部むけたよ!」という場面もあり、じっくりと関わり、試し、たまねぎという食材について知るきっかけになったようです。
最後は型抜き。好きな型を選んで挑戦してみますが野菜は固さもあり、思うように出来ず「できない」という声が聞かれます。「上から力を入れてみると良いかも」という調理さんや保育者からの声を聞き、もう一度やってみようとしていました。少しでも形が欠けてしまうと納得がいかない子もいて、「もう1回」と何度も試します。少しずつ上達し、並んだにんじんやじゃがいもを見て「きれいにできるようになった」と満足そうでした。
出来た食材を調理さんにお願いして、給食まで楽しみに待ちました。
給食では、カレーに入っているにんじんやじゃがいもを探して、「これ〇〇がやったんだよね」と嬉しそうです。普段は野菜をあまり食べない子も、星型のじゃがいもを口に運んだり、『食べてみようかな』という気持ちが生まれたりしていました。ほし組、つき組でも美味しくいただきました。
カレーライス作りから1週間以上が過ぎましたが、カレーライスの絵本を持って来て「カレー作ったよね」とお話しする子がいて、経験したことが子ども達の心に残っていることを感じます。他にも、型抜きが終わったあと「おわり?」と不思議そうな顔が見られ、子ども達の中でカレー作りは『炒める』『煮込む』など色々な工程が含まれているのだと思いました。工程を知っているからこそ、最後までやってみたかったという気持ちが生まれたのですね。ぜひご家庭でも子ども達と一緒に料理を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
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エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、
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♡ハートの種明かし♡
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