先日9月8日(水)に、収穫したピーマンを使ってクッキングを行いました。

メニューは、当日の午前中に子どもたちが収穫した新鮮なピーマンと、ナスを使った炒め物です。

まずは調理の先生のお話を聞きながら、慎重な手つきで野菜を切っていきます。

うどん作りの時にも経験した「ねこの手」の基本をおさえて、少し慣れた様子で切っています。

「細切り」「千切り」「くし形切り」「賽の目切り」「いちょう切り」など、様々な切り方の名前があることも知りました。

野菜を切り終わった後は、いよいよ炒める作業に入ります。

フライパンを火にかけ、油をしいて野菜を入れていくと、「ぱちぱち」「じゅうじゅう」と音がすることに気付き、静かに耳を澄ませる姿もありました。

ひとりずつ、調理の先生の模倣しながら炒めていきます。

近づくと温かいことや、野菜のいい香りや音などを五感で感じながら、真剣な表情で取り組んでいました。

自分たちの番をわくわくとした様子で待っている姿が微笑ましいです。

切った時と、炒めた時とでは、野菜のにおいも変わりますね。そうした変化も、子どもたちにとっては感性を豊かにする素敵な経験になります。

包丁で切っていく前に、ナスの断面を観察していた子どもたちから、「トマトのにおいがする！」という声が上がる場面もありました。

調べてみたところ、トマトはナス科ナス属の植物なのだそうです。

子どもたちの鋭さには驚かされますね。

子どもたちが作ったピーマンとナスの炒め物は、給食の時間に提供しました。

自分たちが苗を植え、名前をつけて育て、収穫し、調理をして実食したことで、自分たちが食べる物がどんな過程で食卓まで届くのか、経験をもとに関心を深めたようでした。

夏野菜もそろそろ収穫が終わる時期です。

季節が移ろうと植えてある野菜も変化していくので、そうした場面でも季節を感じたり、食べ物が作られることへの感謝の気持ちなどを育んでいけるよう、引き続き関わっていきたいと思います。

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