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2021.08.16

8月の室内装飾

今月のテーマは「お盆」で、きゅうり、なす、鬼灯(ほおずき)を飾っています。

 

精霊馬とは、ご先祖様をお迎えしたり、お送りしたりする乗り物のことで、夏の収穫のご報告も兼ねて、主に夏野菜のきゅうりとなすが使われます。ご先祖様をこの世に迎える「迎え盆」の際には早く呼び寄せるため、足の速い「馬」に見立てたきゅうりを、あの世にお見送りする「送り盆」の際にはゆっくり帰ってもらいため、足の遅い「牛」に見立てたなすを飾ります。

 

鬼灯は、ふっくらとした形と炎のようなオレンジ色から、ご先祖様や精霊が迷わずに帰ってこられるように、灯りとしての道しるべになるよう提灯(ちょうちん)に見立てられています。また、ご先祖様は体を持っていないため空洞を探し、お盆の間は鬼灯の空の中に身を宿して過ごすと言われています。

 

子どもたちと装飾を見てみました。

きゅうりとなすという身近な野菜に興味津々なそら組のお友達。きゅうりは馬、なすは牛に見立てられていることを伝えると、「お馬さん!」「牛さん!」と言って走らせるような仕草をしていました。鬼灯は、そっと中を見て赤い実が入っているのを発見し、「実が入ってたよ」と教えてくれました。その赤い実を見て植物図鑑を取り出し、似たような実と照らし合わせていて、「似てるね」と声を掛けると「うん、似てる」と言って嬉しそうな表情をしていました。また、果物と野菜の図鑑で、なすのページになすの精霊馬が載っているのを発見して「一緒だね」と実物と見比べる姿がありました。気づきに寄り添い、同じものを見て喜びを分かち合う楽しさを感じていけたらと思います。

ほし組は、進んで触ろうとする姿や、離れたところから様子を見て恐る恐る手を伸ばしてみる姿がありました。それぞれに合わせた関わり方、言葉掛けを行っています。「しょくぶつ」という図鑑にきゅうりやなすが載っているのを保育者と見て、絵本のイラストを指さしていました。少し乾燥していてパリパリしている鬼灯にたくさん触って感触を確かめていて、中に入っていた実を触ると潰れて驚く姿もありましたよ。

 

保育者が由来や伝承を簡単に話す中で、昔から行われている日本の伝統文化を今の子どもたちにも感じてもらえたらと思います。

 

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