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2021.07.02

【ほし組】食事

 

 子どもたちが自分で小さな傘をさしていたり、素敵な雨合羽を着ていたり、かわいらしい姿が連日見られていますね。

 

 今回はほし組の子どもたちの食事の様子をご紹介します。

 

 食事は健康的な体の発育を支えるものであると同時に、空腹が満たされることで情緒の安定へと繋がり、心も健やかに育ててくれる生きていくうえでとても重要な場面のひとつです。

 

 乳児期の摂食機能は、母乳やミルクを吸うことから、食物を噛みつぶして飲み込むことへと発達していきます。

 特に0歳児クラスに関しては、月齢に応じて離乳食の形態が異なるので、ひとりひとりの発達に合った食事形態を提供できるよう配慮しています。

 

初期食はなめらかにすり潰したペースト状の食べ物を、自分でスプーンから口のなかに取り込み、飲み込むところから始まります。保育者は子どもと目を合わせ、子どもたちの口の動きを確認しながら安全に配慮して食事介助を進めています。

 

 離乳食が始まると、子どもたちも初めて口にする食材や食事形態と出会っていくので、最初は「不安」や「危険」からのスタートです。

 

 子どもたちが安心して食べることができるよう、食事の時間は愛着形成担当者が側で見守り、「おいしいね」「今日はたまねぎだよ」など穏やかな声音で言葉をかけながら寄り添うことで、最初は戸惑っていた食材も、少しずつ食べられるようになってきています。

 

掴み食べの経験も十分に重ねていけるよう見守っています。自分の手で食材を掴み、口までの距離をはかりながら運んで食べる、という行程も、少しずつスムーズになってきました。

 

掌全体で握る子もいれば、指先を使ってつまもうとする子もいます。発達が進むにつれて、指先の細かい動きが可能になっていますね。

 

掴み食べは汚れてしまうなどマイナスなイメージを持ちやすいですが、子どもたちが「自分で食べたい」という意欲を持つことはとても大切なことです。「自分で食べられたんだね」と温かい言葉をかけながら、「汚れちゃったからきれいにしようね」と不快を快にしていくことを日々繰り返しています。

 

保育者や他児が食具を使っている姿を見て、「自分も」と自ら使おうとする姿も見られるようになりました。「スプーン使ってみる?」と保育者が食材を掬って置いておくと、手に取って口元に運んで食べています。

 

コップでの水分補給も上手になってきています。うまく机に戻せずこぼしてしまうこともありますが、それも「口」から「机」までの距離や傾け方を感覚で掴んでいくための大切な経験です。「自分でやりたい」という意欲が高まり、保育者に見守られながら挑戦していく姿はとても微笑ましいですね。

 

 保育園では完食することを目的にせず、あたたかな環境の中で安心して食事を楽しめることを第一に考えています。

 

 味覚は記憶とも結びつきやすい性質があるので、信頼する大人との和やかな関わりが食事の場面と結びつくことで、食べることがより楽しくなるよう、今後も配慮していきたいと思います。

 

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