2021.06.18
【6月装飾】芒種・梅子黄
関東も梅雨入りとなり、強い雨や雷が見られるようになりましたね。
大人は少し憂鬱ですが、窓の外に見える雨粒や雨音に興味を示す子どもたちは心なしか楽しそうです。
こうした季節ならではの発見や心の動きを大切にしていきたいですね。
今週は6月の装飾をご紹介したいと思います。

6月5日から6月20日頃までの季節を「芒種(ぼうしゅ)」といい、そのうち6月16日から6月20日頃までの短い季節を「梅子黄(うめのみきばむ)」といいます。
「芒種」は稲や麦など穂の出る植物の種をまく時期、「梅子黄」は、梅雨入りとともに梅の実が薄黄色に色づく頃のことです。
今月はその「梅子黄」にちなんで、この時期に咲く紫陽花の花とともに梅の実を飾りました。
紫陽花は日本固有の花で、万葉集にもその名前が出てくるほど昔から親しまれています。
紫陽花も梅の実も、日本人にとっては馴染み深いものですね。

子どもたちが梅の実の観察を楽しんでいるなか、保育者が「お水に入れたらどうなるんだろうね」と呟くと、「お水入れちゃだめだよ」「入れてもいいの?」ととても驚いたような表情を見せていました。
子どもたちにとって、予想外の観察の仕方だったようです。





保育者が大らかな気持ちで子どもたちの観察する姿を見守ったことで、見え方や感触の変化など様々な発見を経験することができ、科学的な事象に触れる機会となりました。
光の屈折によって見え方が変わる理由や、 紫陽花の色が土によって変わる仕組みは、子どもたちがいずれ小学校などの「教科的な学習」の中で知っていくことだと思います。
その時、こうして本物に触れ、見て、試した経験が土台となり、学んだ知識と結びつくことで、より科学への気付きや面白さが深まることを願っています。
今後も子どもたちが様々な方法で身近なものに関わり、その性質や使い方に気付いていくことができるよう、保育を行っていきたいと思います。
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