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2021.06.04

赤ちゃん人形

 

 あっという間に6月に入り、暑い日や雨で気温が下がる日もあり体温調節も難しい時期ですね。汗をかいたらこまめに拭いたり、衣類で調節したり、水分補給を十分にして過ごして行きたいですね。

 

 さて、今週は『赤ちゃん人形』についてお伝えしていきたいと思います。保育園では子ども1人に1体赤ちゃん人形(手作り人形)を用意しています。

 

子ども達は日々の生活の中で自分の欲求や思いを身近な大人に受け止めてもらい、温かい関わりの中で情緒的絆が形成されます。そして相手を信頼する気持ちが育まれていきます。

そして、少しずつ自分がしてもらった受容的な関わりや経験したことを赤ちゃん人形にする姿が見られるようになっていきます。こういった姿は自分に注がれた愛情を確認することができると言われていて、赤ちゃん人形のお世話を通して『自分は愛されている』『大切にされている』ということを感じ、周囲への愛情も育むことに繋がっていきます。

 今年も職員が一つひとつ手作りした赤ちゃん。よく見て見ると髪の色や肌、顔など違いがあります。「自分だけの赤ちゃん」としてお世話をする中で子ども達が自由にイメージが出来るように表情は無表情、男の子か女の子か曖昧になるような髪の長さにして、「こうあるべき」という先入観を持たないようにしています。

 

 ほし組の子ども達は、保護者の方に用意して頂いた自分が付けていたスタイを付けている赤ちゃん人形に興味を示して、触れてみたり、時々「ぎゅーっ!」と言いながら赤ちゃんを抱きしめたりもしています。

 

つき組では、布団を掛けて寝かせてあげる姿が見られました。「ねんね」と言いながら布団の上からトントンしたり、顔に布団がかかっていると、かからないようにかけ直す姿は見ていてとても温かい関わりだと感じますね。

抱っこの仕方も大人の姿をよく見ていますね。布や布団を巻いて上手に抱っこしています。横抱きにしたり、体を揺らしながら抱っこしたりもしていました。

 

そら組では、作ったごはんを赤ちゃん人形の口に運んでごはんを食べさせてあげていました。他にもガラス越しに隣のほし組のお部屋を覗き、保育者がミルクをあげる姿見て模倣したいと感じたようで、赤ちゃん人形を抱いておままごとの色水のペットボトルをミルクに見立てて「ミルク!」と言いながらお世話をしていました。

 

子ども達が赤ちゃん人形にしている行動や声掛けを見たり聞いたり一緒に関わっていると、そのどれもが一生懸命でとても優しい気持ちになります。私たち保育者も本当の赤ちゃんに接するように赤ちゃん人形に関わることを大切に過ごしていきたいと思います。

 

 

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