2021.05.26
5月の装飾「小満」
小満とは、24節気の一つで「全てのものがしだいに成長して、天地に満ち始めるころ」を表した言葉です。梅の実がなり、田植えの準備を始める頃です。
新緑が眩しい季節ですね。日本人は古来から草木を愛で、四季の中に緑の美しさを見出して名前をつけてきました。緑色を表す言葉がとても多いのはご存知でしょうか。
今回は緑を表す言葉を少し紹介したいと思います。
浅緑(あさみどり)…春に芽吹いた柔らかな若葉の色
萌黄色(もえぎいろ)…早春に萌え出ずる新緑、まだ緑になりきる前の黄色がかった緑
萌葱色(もえぎいろ)…読み方は萌黄色と同じですが、こちらは青ネギに由来する緑をさします。くっきりとした青が特徴です。
苔色(こけいろ)…苔のような深く渋い黄緑色。
裏葉色(うらはいろ)…葉の裏側のような渋くくすんだ薄緑色
上記以外にもまだまだ緑を表す言葉があるようです。子ども達の感性は豊かなのできっとわずかな違いにも気が付いているのでしょうね。子どもと接する中で繊細な感性を持っていたいものだと感じます。

5月の装飾:アスパラガス、新じゃがいも、スナップエンドウ