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2023.07.29

カブトムシとの出会いと別れ

今週は、そら組で飼育していた“カブトムシの幼虫”との関わりと別れについての様子をお伝えいたします。

※途中、幼虫の写真が出てきます。

 

昨年の10月からカブトムシの幼虫を飼育しており、4月に進級後、前年度のそら組さんから幼虫を引き継いでいました。

初めて幼虫を観察した際は驚く姿もありましたが、毎日同じ保育室で過ごし、土の交換等のお世話をしていく中で少しずつ親しみの思いがわいていきました。

      

 

「毎日見ると幼虫さんが疲れちゃうから時々見ようね」「暗い土の中が好きなんだって」等、幼虫の特徴や過ごしやすい環境についてやりとりし、1~2週間に1回程観察やお世話をしていきました。

  

 

初めは白色の体だった幼虫も次第に黄色になり、5月半ば頃になると飴色へと変化していることに気付き興味津々な子どもたち。

『うまれたよカブトムシ』の絵本を見て幼虫からさなぎになることを知ってはいましたが、実際に色が変わっていく様子を観察すると更に興味が増していたようでした。

 

 

その後は、さなぎから成虫になるためにそっと様子をみていました。時折、「さなぎになったかな」「カブトムシになったかな」と思い出して期待を持っていたそら組さんです。

 

1ヶ月半ほどが経ち、さなぎを確認すると…残念ながら成虫になれないまま死んでいました。

 

保育者とのやりとりでさなぎは死んでしまったこと、カブトムシになれないことを知ると、絵本と見比べて「カブトムシならない?」「なんで?」と疑問を持ち、「死んじゃったの?」と“死”や“命”について自分なりに理解しようとする姿もありました。

 

「さようならをしに行こう」という保育者の提案を聞くと「カブトムシバイバイだね」と一緒にスコップやシャベルを使って穴を掘り、さなぎに土をかぶせた子どもたちです。

「一緒に過ごせて楽しかったね」「また会いたいね」等やりとりをしていくと、埋めた場所をじっと見つめ、子どもたちなりに様々な思いを感じ取ったり、保育者の姿を模倣し手を合わせたりする姿もありました。

 

    

 

“育てる”体験を通して生きているものへの温かな感情が芽生え、生命を大切にしようとする心が育っていくため、保育園で生活を共にした生き物は、子どもたちにとって特別な意味を持っています。

今回の生命の終わりに遭遇したという体験は、寂しさや命の不思議を感じる体験にもなり、子どもたちの心をより豊かに育てる貴重な機会になったことでしょう。

 

様々な体験や感情を味わわせてくれたカブトムシに感謝したいと思います。

 

 

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「みんなの頭の上にあるものは何?」

 

エリート社員である大樹は、自分にはなくて仲間には有る、

「あるもの」を見つけた。新しい保育園に関わることで

その謎が明かされてゆく…。

 

プライムスター保育園グループの

保育ショートムービー第二弾!

 

 

♡ハートの種明かし♡

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