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2020.10.03

9月の室内装飾「長月」

   

 9月は稲が熟成しきり収穫の時期です。そのことから「稲熟月(いねあがりつき)」や「穂長月(ほながづき)」「稲刈月(いねかりづき)」といった名前が付きました。これらの名前が転じたり省略されたりしたことで長月になったと言われています。

   

 9月の室内装飾として稲穂とお米を玄関に飾りました。

お米には「新米」と「古米」があり、新米とはその年にとれたお米のことをいいます。お米の収穫は8月頃から行いますが、その後すぐ精米され、お店に並ぶときには「新米」とシールが貼られます。新米はもちもちとした食感と甘味が特徴で、ごはん本来の美味しさを味わえます。

  

古米は、毎年11月1日から1年以上前に収穫されたお米のことです。しかし、古米が新米より劣るという事ではありません。新米は粘り気が強いのでチャーハンなどには不向きのようです。チャーハンやお寿司などには古米の方が合うと言われています。お米によって相性の良い料理も変わってくるようですね。

    

 ほし組さんでは稲穂をお部屋に持っていくと、初めて見る稲穂に早速「何だろう?」と興味を持ち保育者の周りに集まりました。近くでじっと観察したり、ゆらゆら揺れるお米の部分を「触ってみたい」と手を伸ばしたりしていました。実際に触れて確かめられるように稲穂を1本取り出して渡してみました。すると、稲穂を高く揚げてゆらゆら揺らしてみたり、お米の部分を触ってみたり、色々試していました。

  

 そら組さんでも、稲穂に触れたり観察をすることを楽しむ子や、お米の部分を上手に取ってみる子も居て、それぞれ素敵な表情が沢山見られました。

他にも、図鑑を見ながら保育者と一緒に観察する中で「この殻を剥いたら、皆が食べているお米が出てくるよ」と伝えたところ「剥いてみたい!!」とはりきる姿が見られました。小さなお米の殻を剥くのはとても難しいですが、真剣な表情で挑戦していました。

「取れたよ!」と、綺麗に殻が取れた時には満足そうな笑顔でした。「もっとやる!」と殻を取ったお米を大切にお椀に集めていました。

 最近は日中も過ごしやすくなり、各クラスお散歩に出掛けています。トンボや秋の虫たちが出て来ていたり、まだ緑色のイチョウの葉っぱを見つけたり、様々な発見があるようです。日々の生活や戸外活動を通して秋ならではの物や、四季を感じられるような時間を大切に過ごしていきたいと思います。