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2020.10.03

【にじ組】まつぼっくり

 10月に入り、木の葉や木の実が色付き始め、子どもたちも「涼しくなってきたね」と少しずつ秋の訪れを感じています。

 

 秋も深まり、公園にはたくさんの木の実が落ちはじめています。

 ツヤツヤとしたどんぐりを集めて、お店屋さんごっこを展開している子どもたちの姿も見られるようになりました。

 

  

 生活の中で知り得た「お店屋さん」や「家族」の役割を演じながら、子どもたちは生活に必要な言葉のやり取りや、人との関わり方を獲得していきます。

 

 また、コロコロと可愛らしいまつぼっくりを拾う姿も見られました。

 

 

『びっくりまつぼっくり』という絵本の中で、まつぼっくりの形や性質に触れていたこともあり、絵本の内容を思い出しながら観察しています。

 また、「まつぼっくりマジックをやってみたい!」と保育者に伝え、保育園に戻ってから、まつぼっくりの性質を活かしたあそびを展開していました。

 

 

 水を入れたコップの中にまつぼっくりを入れて置くと、まつぼっくりの傘が少しずつ閉じていきます。中にある種を雨から守るための自然の力が、子どもたちの目にはとても不思議なものに映るようです。

 濡れた時は閉じていた傘が、乾いていくと少しずつまた開いていく変化を見て、「こっちはまだ濡れてるけど、こっちは乾いてきたんだよ」と話す姿もありました。

 

 絵本を読んで物の性質を知り、素材を集め、実践してみようとする姿は、さながら研究者のようです。

「あそび」というと娯楽のようなイメージがありますが、子どもたちにとっての「あそび」は実験や研究といった意味を持ちます。

 自然や身近なものの力、性質の不思議さに心を揺り動かされ、試行錯誤をしながら探究することは、豊かな感性と科学的視点の芽生えを培う基礎となるのです。

  

 これから秋も深まっていきますので、日本の特徴である四季の移ろいを感じながら、子どもたちと一緒にたくさんの自然に触れていきたいと思います。

 ご家庭でもぜひ、子どもたちがどんな発見をしたのか、聞いてみてください。