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2020.10.02

~戸外遊び~【つき組】

 色づく木の葉に、地面に重なる落ち葉や木の実。ますます秋の深まりが感じられますね。

今回は、つき組さんの戸外遊びの様子をご紹介したいと思います。

過ごしやすい気候になってきたこともあり、公園へ行く機会も多くなってきました。戸外遊びは子どもたちが自由に自然に触れ、探索することができる機会です。保育園では、遊具等を使用した遊び方が限定されるものではなく、子どもの豊かな五感を使って自然の中で工夫をして遊ぶことを重視しています。日々の遊びの中で、子どもたち一人ひとりが、風や木々、花や虫、そして季節を感じる姿が遊びの中で見られていますよ。

大きな木の根を不思議そうに眺めている様子です。「んー!」と根を引っ張って
引き抜こうとしましたが、抜くことが出来ず、保育者と土を掘ったり、どこから生えていているか指でなぞったりしているところです。根を辿っていくと大きな木にたどり着き、驚く様子も見られました。
大きな木の横に生えた細い枝を引っ張っています。
力強く引っ張っても抜けない驚きを保育者に伝えてくれています。

 自然の中の発見や気づきも人それぞれです。雲の流れに気づき、指をさして伝えてくれたり、虫を見つけ、じっと耳を澄ませて「アリさんがお話してるよ!」と伝えてくれたりと、子どもたちは五感を使って様々な表現で私たちに伝えてくれています。ですが、表現の仕方は個々で違っていて全員が同じというわけではありません。私たち大人は五感で感じられる部分が少なくなってきているため、子どもたちの素晴らしい五感で感じている全てのことを理解することは難しい場面もあります。そこで、子どもたち一人ひとりと関わっていく中で愛着形成を構築し、五感を磨きながら丁寧に関わっていくことを私たちは大切にしています。

大きな木の横でお友達や保育者とかくれんぼをしています。
自分の体を隠してくれる木に愛着を持ち、ぎゅーっと抱き着く姿もありました。
「ドーン」「ゴリゴリ」「コロンコロン」「カチカチ」「ポーン」「シャリ」「ガンガン」
子どもたちが教えてくれる石と石がぶつかったときに出る音の種類に驚かされました。

 今後とも、子どもたちが自ら自然物に興味を持ち、探索する姿を見守りつつ、気づきや発見に対して、その思いに共感し、代弁していくことで、言葉への獲得にも繋げていけたらと思います。