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2020.09.18

クッキー作り

 暑さもようやく一段落して、季節の移り変わりを感じる頃となりました。

さて今回は、9月7日の月曜日に1歳児から4歳児で行ったクッキー作りの様子についてご紹介します!

以前から、クッキー作りをすることを子どもたちに伝えていたこともあり、当日のこの日を楽しみにしてくれていました。

それぞれのクラスが、バターの感触や匂い、材料同士を混ぜ合わせることで生地になっていく感触や変化を楽しんでいる様子がみられました。

 1歳児クラスでは、まず生地に触れるところから始めました。

 生地を鼻に近づけてクンクンと匂いを嗅いでみたり、手で何度もこねて生地の柔らかさを確かめてみたりと、子どもたちそれぞれが五感を使って楽しみながらクッキングをしている様子が見られました。そして、型抜きの工程は、ぎゅっと掌に力を込めて行い、丸い形の生地が出てくると「わー!」「でたー!」と嬉しそうにお話ししてくれましたよ!

 

 2歳児クラスでは、クッキーの作り方が本格的になり、生地を作るところから始めます。まずは調理師の先生が生地作りの工程を見せていきます。工程を見ながら作り方を聞く際も真剣な表情で聞いていた子どもたちです。その後、担任が子どもたちと一緒に生地を作っていきます。

 生地がまとまった後に、型抜きをしていきます。この時のそら組さんは一人ひとりが、夢中になって楽しんでいる様子が、子どもたちの表情からたくさん伝わってきました。

 次は、にじ組です。これからクッキーを作り方を調理師の先生に伝えてもらっているところで、どの子どもたちも興味津々の様子です。作っていく中で疑問がいくつも浮かんだようで、「何でかたまるの?」「何で生地ってこんなに気持ちがいいんだろう」等、たくさんの疑問が飛び交っていました。保育者は、その一人ひとりの子どもたちの思いに共感しながら一緒にクッキー作りを楽しめるよう関わっています。

 

 そうして、出来上がった生地を調理室へ。「お願いします!」「おいしくしてください!」と伝え、クッキーの出来上がりを楽しみに待っていました。

 4歳児クラスではクッキー作りをしていく過程の中で、指先で材料を触った時の感触や、見た目、匂いといった気づきをお友達と共有しながら行っていました。材料を混ぜていく過程で、バターが溶けてくると、「あ!溶けて固まってきた!」「べたべたがなくなった!」とそれぞれが感じていることを伝え合い、自分とは異なる気づきがあることを楽しんでいましたよ。保育者も子どもたちの感動や発見を大切にし、常に寄り添いながら関わっています。

 子どもたちが作ったクッキーは、調理室で焼いてもらい、おやつの時間に提供しました。自分たちが作ったクッキーということもあり、「僕作ったのあるかな?」「おいしくできたかな?」とおやつの前から大興奮の子どもたち。いざ、おやつの時間になると「おいしそう!みんなで頑張ったもんね!」と、顔を見合わせて喜んでいました。「頑張って作ったからおいしいんだね」と、子どもたちがやりとりをしている様子を見て、食への関心に繋がった良い経験になったのではないかと思います。また、今回の経験を日々の遊びの中でも表現していくことができるよう環境を整えていけたらと思います。