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2020.06.13

お友達との関わり

子どもは、身近な人との愛着を拠り所にして少しずつ自分の世界を拡大していきます。

1・2歳になると平行遊びをする姿がよく見られ、友達と同じ場所で同じような遊びをしているのですが、直積的な関わりは少なく相手の遊びを模倣したり、一緒にいる安心感を味わいながら遊んでいます。

お友達と同じ表情や動作をしてその面白さから互いに顔を見合わせて笑ったりする等楽しむ様子も見られます。

次第に「自分のもの」という気持ちが育ってきて、玩具を取り合う姿も見られますが、「僕の」「私の」という気持ちが大きく育っている証拠です。一度手放した玩具を覚えているのも育ちの姿です。

 

保育園では、「貸して」「いいよ」や「順番」を教えることはしていません。

貸し借りについては、成長していく中で友達とたくさん遊び、ぶつかり合いながら、子ども自身が学んでいくものです。

その前段階として必要なのは、自分の気持ちが満足するまで遊ぶ経験をすることです。その先に、「貸してあげてもいいよ」という気持ちになるという育ちの道筋があります。

 

取り合いの場面が見られる時は、「まだ遊んでいるんだよね」「楽しそうだね。使いたいね」等とそれぞれの子どもの気持ちを受け止める言葉掛けをし、”もっと使いたい””すごく欲しい”という子どもの気持ちを受容するよう心掛けています。

 

今後も、保育者が安全基地となり、子ども同士の関わりを見守りながら時には仲立ちをしていきたいと思います。