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2020.10.29

10月の室内装飾

今月の室内装飾のテーマは十三夜です。すすき、かぼちゃ、栗、さつまいもを飾っています。

10月29日は十三夜です。お月見といえば9月中旬の「十五夜」が有名ですが、十三夜は「十五夜」に次いで美しい月とされていて、栗や豆の収穫期に当たるため「栗名月」「豆名月」と呼ばれることもあります。十五夜と十三夜の片方しか月見をしないと「片月見」として縁起が悪いという言い伝えもあるそうですよ。

  

お月見では秋の収穫に感謝するため、収穫物をお供えします。そして、収穫物とともにすすきを飾ります。すすきの鋭い切り口は魔除けになると言われていて、茎の部分が空洞になっており神様の宿り場になると信じられていたため、古くから神様の依り代と考えられてきました。悪霊や災いから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味も込められているそうです。

  

先日、子どもたちと一緒に装飾を観察してみました。

ほし組さんは「これ何だろう?」と触って感触を確かめていました。すすきがふわふわしていたので触った時に気持ちよかったようです。

つき組さんも「これなあに?」と興味津々で感触を確かめており、さつまいもとかぼちゃだよと保育者が言うとまじまじと観察していました。栗を触ってみると固いことに気づき、栗と栗をぶつけるとどうなるか実験していて音を出すことを楽しんでいましたよ。

そら組さんはかぼちゃ等を包丁で切ろうとしたり、鍋に入れて混ぜたりとままごと遊びに取り入れていました。匂いを嗅いでみたり、かぼちゃの固い皮を剥いてみようと奮闘していた子もいましたよ。すすきが入っている花瓶の中に水が入っていることを発見すると、さつまいもをジョウロに見立てて水を入れようとする姿もありました。すすきを見てモップを想像したのか、壁を掃除しようとすすきを振る姿もあり、子どもの視点や発想にはいつも驚かされます。今までの経験に基づきながら五感を使って様々な遊び方を発見していました。

 

十三夜の日に、秋の味覚とともにお月見をしてみてはいかがでしょうか。