2021.01.08
1月の室内装飾
新年明けましておめでとうございます。年末年始はゆっくり過ごされましたでしょうか。引き続きコロナ禍ではありますが、感染対策をしっかり行いながらたくさんの「満足をあたえる保育」を行っていきますので、本年も何卒よろしくお願い致します。
今月の室内装飾のテーマは「お正月」で、鏡餅、橙(だいだい)、万両(まんりょう)、松を飾っています。

昔から、元旦には「年神様(としがみさま)」という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるとされています。年神様は子孫繁栄や五穀豊穣に深く関わり、人々に健康や幸福を授けるといわれています。おなじみの「明けましておめでとうございます」という挨拶には、無事に年を越し年神様をお迎えできた慶びと感謝の気持ちが込められています。お迎えした年神様の依り代、つまり居場所が「鏡餅」になります。
先日、子どもたちと一緒に装飾を見てみました。


ほし組さんは、興味津々で鏡餅や橙を触っていました。鏡餅を触っていると、餅についていた餅とり粉が手についたことに気づいて不快を感じ、手をこすったり指で粉を払おうとする姿がありました。


つき組さんは、保育者が鏡餅に神様がいる、ということを伝えると優しく撫でるように触っていました。最初は「神様怖い」と言っている子もいましたが、保育者が皆を守ってくれるんだよと伝えると安心したようでそっと触っていました。保育者の話を聞いて、鏡餅や松を触りながら「神様入ってるんだよ」とお話している子もいましたよ。


そら組さんは、保育者がなぜ鏡餅や松を飾っているのか理由を話すと鏡餅に人差し指で優しく触っていました。保育室にある「おしょうがつ」という絵本にも鏡餅が載っているので絵本を実物を見比べていました。万両も植物の図鑑に赤い実が載っていることに気づき、発見に繋がっていました。
次回、鏡開きの様子をブログにてお伝えする予定です。行事の由来をお話しながら、日本の伝統文化に触れていきたいと思います。