NEWS

お知らせ

View More

2025.11.21

【11月室内装飾】七五三

11月の室内装飾では、七五三をテーマに、玄関には千歳飴と柿を装飾しました。

 

七五三は、子どもの成長をお祝いし、元気に育つようにお願いする日です。昔は、今のように色々な種類のお薬や病院がなく、7歳までは、特に病気にかかりやすいとされていました。そこで、子どもたちが元気に育つように神様にお願いする儀式を行っていたのが、今の七五三へと受け継がれています。昔は、3歳で「髪置き」と呼ばれる髪を伸ばす儀式、5歳で「袴着」という袴をつける儀式、7歳で「帯解き」という着物を留めている紐を帯に変える儀式をしていたため、3歳、5歳、7歳で行うようになりました。千歳飴は、1000歳の飴(千歳飴)と書きます。1000歳まで生きることは難しいけれど、それぐらい元気に長生きできますようにという意味が込められています。柿は、「嘉来(かき/おめでたいことが来る)」という語呂合わせで縁起が良いとされています。

ほし組は、保育者と玄関に飾られていた千歳飴と柿を見ると、指を指したり「んー?」と不思議そうに観察していました。「これは柿と千歳飴だよ。」と物と名前が一致するように伝えると「かき!」「あめ!」と言葉を真似し、触れる姿がありましたよ。柿は保育室に写真を貼っていることもあり「あむあむ」と表現しながら観察しており、食べる物と子どもたち自身が理解し保育者とのやり取りを楽しんでいました。その後の戸外活動でも実際に木に実が付いている状態の柿を見つけることもでき、「かき!」と指差しで伝えていたり「あっ!」と発見する様子があったので「柿は木になっているんだね。」「オレンジ色で美味しそうだね。」とより興味が広がるように関わっていきました。

つき組では、散歩に行く際に玄関に装飾が飾られていることに気付くと「これは何?」「見たい!」と興味を示す姿がありました。子どもたちの見やすいように近くに置くと「あめ?」や「こっちは柿!」と千歳飴と柿について知っている単語を伝えていました。千歳飴に触れてみると「長いね。」や袋の色を見て「白!」「ピンク!」と気付きを伝えたり“元気に生きられますように”という願いが込められていることを伝えると「○○くんは元気だよ!」と子どもたちなりに受け止め言葉を返す様子も見られました。また、柿に触れると「柿だ!」「大きいね。」「○○くん柿おやつで食べた。」「おいしいよ。」と伝えたり、匂いを嗅ぐと「いいにおいがする。」「あまい!」と子どもたちなりに感じたことを表現する姿も見られたので、子どもたちが五感で感じたことや伝えてくれたことに寄り添いながら関わっていきました。

そら組では、散歩から帰ってくると玄関の装飾に気付く姿があり、じっくり見ることが出来るよう室内に持ってくると、子どもたち自ら行事図鑑も用意し、意欲的に見る様子がありました。七五三について分かりやすく伝えると「長生きするの難しかったの?」「咳コンコンしたらお薬飲んで治してるよ!」「元気です!ってお祝いするんだね。」と子どもたちなりに理解したことを伝える姿がありました。千歳飴や柿に触れると「固いね。」「甘い匂いするかな?」と嗅いでみたり「柿、散歩の時見たね。」「おやつの時美味しかったね。」と子どもたち同士でもやり取りする姿がありました。また、行事図鑑に載っていた晴れ着を見て、「可愛いね。」「このピンク着たい!」「いつ着れるの?」と伝える子どもたち。「3歳、5歳、7歳の時だよ。」と伝えると、「もう3歳なったよ!」「今着る?」と楽しみにする姿も見られました。伝統文化に親しみ、期待や楽しみが持てるよう関わりました。