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2025.06.06

排泄の様子

今週は排泄の様子についてお知らせしていきたいと思います。

排泄の自立は0歳児の頃からの『大人が一緒に不快を快にする』ということ積み重ねていく事で始まっていきます。その為、保育園では子ども達が清潔に過ごせるための“快”と気持ち悪さを感じる“不快”に自ら気付くことが出来るように保育者が子ども達一人ひとりのオムツが汚れたタイミングでオムツ交換をし、不快や快に寄り添っています。常に快でいることが当たり前になる事でオムツが汚れると不快だと感じることが出来ます。

保育園の子ども達も段々とオムツが汚れることに不快を感じ「ちっち」「トイレ」と不快を快にしようと保育者に伝えてくれる姿もあります。また、服の上からオムツを叩いたり、おむつを自分で持ってきたりとそれぞれの表現で教えてくれます。

 

0歳から1歳にかけての歩行が安定する頃、体の機能が整うと子どもは信頼する大人の「模倣をしたい」という自己実現欲求が強くなります。その発達段階に合わせてお父さんやお母さんなど信頼する大人がトイレに行く姿を見て、子ども達も段々とトイレに興味を持ち自分も行ってみたいと思ったり、大人がトイレに座ってみることを提案したりしていく事でトイレに座る習慣が身についていきます。無理に誘うのではなく子どもが自主的に座ろうとすることが大切です。発達に合わせた関わりで子どもは楽しく自立を獲得することが出来ます。

 

また、子どもがトイレで排泄をするには、足が地面につき便器におしりが落ちない環境が必要です。そして、清潔で外との温度差がなく大人でも行きたいと思える場所であるとより子ども達も利用しやすいです。トイレまでの動線がながいことや温度差がある等の場合は、オマルを活用してもよいと思います。

 

保育園では、オムツ替えの際にトイレにアクセスしやすいように扉を開けたり、他のお友達がトイレに行く姿を見たりすることを繰り返しています。興味がなかった子も段々とトイレにも興味を持ちまずはじっくり空間を観察をしたり、レバーに触れ水を流すことやトイレットペーパーを確かめたりすることで段々とトイレという場所に慣れていく姿があります。慣れていく事で自分もトイレやおまるに座ってみたいという気持ちに繋がり保育者に伝えてくれる姿もあります。また、2歳ごろになると自分のことを自分でやりたいという気持ちが芽生えズボンを自分で着脱する姿や2歳児クラスではおむつ替えのマットやおまるを自分で用意しようとする姿もあります。

 

 

子どもの発達や主張に合わせて園では丁寧なやり取りや環境作りをしていきたいと考えています。その際の子どもの様子やご家庭での様子を保護者の方と共有していきながら排泄の自立を進めていきたいと思います。ご質問等気になる事がありましたらお気軽に保育者へお声がけください。