2025.04.04
ご入園、ご進級おめでとうございます!
ご入園、ご進級おめでとうございます。新しいお友達を迎えて今年度がスタートしました。
つき組では保護者の方と離れることに不安を感じ涙を流す姿も見られますが、保育者とスキンシップを取ったり、不安な気持ちに共感してもらう中で少しずつ様々な物に興味を持ち自ら手を伸ばそうとする姿が見られるようになってきました。おままごとや絵本、水など気になる物に触れ確かめることを繰り返し楽しんでいます。
朝おやつ前に水道で保育者と一緒に手を洗いました。すると、水が出ることに気が付いた子ども達。最初は水道がどのような物かを知るためにレバーを一番上まで上げてみたり、水が出るのを眺めたり、水の中で手を叩いて水が跳ねることを楽しんだりしています。このような姿から水道付近が水びだしになったり、服が濡れたりすることもあります。その際に大人は子どもに対して水が出ないようにしたり、止めてしまったりするのではなく、子どもの発達は満たされることで次のステップへと進むため、水に十分触れてみることは必要な経験であると考えて関わっています。
朝おやつでは、自分でおやつを持って食べようと意欲的な子や安心できる保育者と手で触れて確かめてから口に運ぼうとする子など、反応は様々です。安全な物だと分かると嬉しそうに食べ始めています。「美味しいね」「サクサクだね」と満たされていく気持ちを代弁しながら、楽しい雰囲気を味わえるようにしています。保育者とのやり取りの中で少しずつ安心できる場所だと感じられるように一人ひとりのスペースの確保や、気持ちに寄り添った保育を心掛けていきたいと思います。
そら組でも環境の変化から保護者と離れる時に不安を感じている様子があります。保育者とやり取りをしていく中でつき組から聞こえる声に「泣いてるね…」と心配そうに保育者に声を掛ける様子もありました。気持ちが落ち着くと新しい環境に興味を示し、初めてみる絵本や図鑑に興味を持ち繰り返し読んで見たり、ままごとコーナーに新しく設置されている花はじきやクルミ、包丁を使ってイメージを広げ料理を作っています。積み木ではつき組の時とは違う長方形の積み木や人形積み木を使ってトンネルや人を乗せた電車などを作って遊んでいます。他にも粘土やクレヨン、自由画帳がロッカーに設置されたことで自分で取り出し遊び始める姿があります。
そら組からは朝の会を取り入れています。朝の会では、子ども達がその日一日何をするのか見通しを持って過ごせるようにやりとりをしたり、子どもたちの興味や疑問が深まったり季節のことなどについて話をしたりすることで社会性を育む場となるよう関わっています。子ども達が興味のある話を行うことで子ども達自身が気になり集まって来るような朝の会にしたいと考えています。まだまだ始まったばかりですがお名前を呼ぶと「はーい!」元気に返事をしてくれる姿やお友達を指さし「いるよー!」と教えてくれる姿があります。保育者の「おはようございます」という挨拶に対してお辞儀を返してくれる姿もありました。繰り返し行ていく中で子ども達が一日に見通しを持ち安心して過ごせる環境を整えていきたいと思います。
何か困った事や気になったことがありましたら気軽にお声がけして下さると嬉しいです。