2025.03.15
1年を振り返って 【ほし組・つき組】
今のクラスで過ごすのも残りわずかとなってきましたね。今週は、ほし組・つき組の1年間の様子を振り返っていきたいと思います。
【ほし組】
入園した頃は、保護者の方と離れ、新しい環境で過ごす不安から泣いてしまう姿が見られていましたね。保育者と愛着を築いてきたことで、今では様々なことに関心を持って過ごしているほし組の子どもたちです。
探索をじっくりと行い、”これはなんだろう”と夢中になって触れたり保育者を通して物への関心を広げてきたことで、保育者の模倣をしてみたり、使い方を試したりするようになっています。また思いを身振りで表現するだけでなく、言葉、喃語でも伝えようとする姿も見られるようになりました。伝えたいと保育者とやりとりし、子どもたちが伝えてくれようとしていることを代弁したり、喃語に頷いたりすると満足そうに笑う様子があります。
友だちと関わりたいという思いも芽生え、タッチをしたり、名前を呼んでみようとしたり、友だちがいるところに近づいたりと親しみを感じながら過ごしている子どもたちです。
身の回りのことにも関心を持ちようにもなっています。保育者と一緒に着替えや手洗いを行い、清潔になる心地よさを感じてきたことで、食事前になると「あわわ」と手をこすり合わせながら扉の前に行ったり、着脱を自分でやってみたいという思いを表したりしています。できたという喜びを表情や言葉で伝えながら行っているため、子どもたちのやってみたいを受け止めながら、見守ることを大切にしています。最近では、保育者が着替え用の衣服を選んでいることに気付くと、”これがいい”と服を手渡す姿も見られ、一緒に着替えを選ぶことも行っています。
【つき組】
同じ部屋で過ごすだけだった友だちの存在も遊びを通して関わることで関心が増していき、一緒に遊びたい子の名前を呼んだり、休みの子がいると「おやすみ、なんで?」と気に掛けたりするようになりました。保育者を介して行っていたやりとりも子ども同士で行う場面が見られるようになってきていることから、見守りつつも相手の思いにも気付けるように仲立ちを行っています。
保育者と一緒に行ってきた身の回りのことも少しずつ自立してきています。食後に手や口が汚れていることに気付き自分で拭いたり、「自分で」と着替えを行ったりしています。保育者が服を畳んでいる姿を見て模倣して片づける姿も見られるようになってきましたよ。
積み木遊びでは、積んだり並べたり崩したりすることを楽しんでいましたが、次第に面を揃えて崩れないように工夫したり乗り物や建物に見立てて遊ぶ姿が見られるようになっています。
様々な物に五感を使って触れてきたことで興味が広がり、子どもたちから沢山の気付きを伝えてくれるようにもなりました。日向や日陰の違い、時間帯により光が反射する場所が異なることなど物事の変化に気付き保育者と共有しています。1月頃からその日の天気や一日の過ごし方等についてやりとり行い、2月にはカレンダーを用いて天気や出来事などを書き込みながらやりとりを行う時間も設けています。過去や未来のことについて話したり、家庭での経験と結びつけて伝えようとする姿が見られるようになってきています。
進級後も子どもたちが日々を安心して過ごすことのできるよう、やりとりを丁寧に行い、思いに寄り添っていきたいと思います。