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2024.12.27

年末の行事に触れる ~冬至からお正月~

今回は冬至の室内装飾と柚子湯、お正月飾りについてお伝えします。

 

12月(師走)の装飾

~冬至~

 

 

柚子 かぼちゃ 小豆

冬至とは、一年で、最も日が短い日であり、翌日からまた、日が長くなるため、太陽が生まれ変わる日、または、復活する日とされ、古くから世界各地で盛大に祝祭が行われ、クリスマスの由来のひとつとも言われています。

中国や日本では「一陽来復(陰が極まり陽にかえる)」といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。ちなみに、今年の冬至は12月21日です。

 

柚子:冬至には柚子湯に入ります。柚子の強い香りが邪気を払うと言われます。

かぼちゃ:冬至には「ん」のつく食べ物を食べると運気が上がると言われています。かぼちゃ=なんきん(南瓜)であり、また、長期間保存ができ冬まで食べられ、栄養豊富なため、かぼちゃを食べる習慣ができたようです。

小豆:赤い小豆には厄除け魔除けの意味があり、一年間病気にならず、元気に過ごせると言われています。

 

 

小豆を触ると、シャカシャカと音が鳴ることに気づいたほし組さん。保育者に「小豆シャカシャカ音が鳴るね、つぶつぶしてるね」と様子を言葉にすると、たくさん小豆を掴んで音を楽しんでいました。また、隣のゆずに気づき、ゆっくり触ってみたり、手に持って「見て―」と保育者に見せてくれました。「ゆず匂いするかな?いい匂いかな?」と聞くと、ゆずを鼻に当ててくんくんと匂いをかぐ姿が可愛らしかったです♪

 

 

「これは?」「これは?」と、1つ1つ聞いてきて、興味津々のつき組さん。1つ1つ答えると、「重いな」言いながらかぼちゃを持ち上げたり、種の部分を触ってみて、少し驚いた表情で手を見つめる姿がありました。想像していた感触と違ったようです。「ちょっとべちゃっとしたね、びっくりしたね」と保育者が伝えると、「うん、○○ちゃんびっくりしちゃった」と教えてくれました。

また、ゆずを指して「黄色」と色を伝える子もいました。「そうだね、黄色だね」とやりとりをしているうちに、小豆は何色なのかという話になりました。「茶色かな」という子もいれば、「赤だよ」という子もいました。感じたことを子どもなりの言葉でたくさん伝えてくれました!

 

 

室内装飾の観察を始めるそら組さんに、小豆は行事食で出たことを伝えました。小豆の匂いをかいで「甘い匂いする」「どらやきの匂いだ」と匂いを思い出していました。また、ゆずの香りを楽しむ子も多く、「みかんの匂い!」と感じたことを保育者やお友達に伝えていました。

「冬至の日にゆず湯に入ると、悪いのがいなくなるよ。入ってみる?」とゆず入りの足湯に誘ってみました。「やるやる!」「入りたい!」とワクワクしていました!

 

ほし組さん、つき組さんも交えて園庭でゆず入りの足湯開始です♪

 

 

「いい匂い」とゆずの香りを楽しみながら体をリラックスさせたり、足でゆずをつぶしてみようしていました。

時間が経つにつれてお湯がぬるくなったことに気づき、「お湯足して!」「新しいのにして!」と教えてくれる子もいました。お友だちと「あったか~い」「気持ちいいね」とやりとりを楽しんでいましたよ。

ゆずが気になり、皮をむいて房を触り続けるつき組さんもいました。種に気づき、「なんだこれ?」と気になっていました。保育者と一緒に房をむき、種を見つけるとしげしげと観察していました。

つき、そら組さんがゆず湯を楽しんでいる姿を見ていたほし組さんは、保育者が「ゆず玄関に飾ってあったね。同じだよ。」と伝えると、玄関を指さす子もいました。その子なりに”玄関で見たゆず”と”今園庭にあるゆず”が繋がったようです!

 

 

その日のそら組の帰りの会で、正月飾りの話をしました。保育者が「神様に良い1年になりますようにってお願いして飾るんだよ」と伝えると興味津々でそーっと触ってみたり、観察をしていました。

 

 

今年も1年ありがとうございました。

保護者の皆様には日ごろからご理解とご協力頂き感謝しております。

来年も子ども達の発達を保障し、質の高い保育を実践していけるよう、職員一同精一杯取り組んでいきたいと思います。

良い年をお迎えください!