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2024.12.28

11月、12月室内装飾

【11月装飾「霜月」】

11月は日々寒さが強くなり霜が降ることから「霜降月」と呼ばれ、それが省略されて「霜月」になった説。その年の食べ物の収穫を感謝する意味の「食物月」が転じたという説もあります。今回は寒い時期におすすめの食材を展示しました。

寒い季節におすすめの食材は、旬の根菜(大根やカブや蓮根など)や芋類(ジャガイモやカボチャなど)です。これらには、血行を良くするビタミンEが多く含まれ、体を温める効果があるといわれています。また、ショウガやネギの辛味成分は食欲を増進し、新陳代謝を良くするといわれています。

展示

・蓮根・カブ・生姜

<ほし組>

気になったれんこん、カブを手に持つと”なんだろう”とじっくりと見ていました。その後保育者がれんこんの穴を覗いたり、においを嗅いだりしているのを見たほし組さんは保育者の模倣をして覗いたり、においを嗅いだりと五感を十分に使って観察しました。

カブやれんこん同士を叩いて音もたのしんでいましたよ。

<つき組>

れんこんの穴に気付いて覗きましたが、思ったように見えず…次はフライパンを持って来ると「ジュージュー」とフライパンに入れて焼いているようでした。

みんなれんこんや生姜を包丁を使って切っていました。まずは一人で切るのに挑戦。切れない時は近くにいる保育者へと助けを求め、保育者が手伝い少し切れると手で割ったりもしていましたよ。

生姜のにおいを嗅ぐとツーンとするにおいに顔をしかめる子もいてなんとも言えないにおいを表情で教えてくれました。

給食の前に観察していたのですが、れんこんが給食に入っているのに気が付いて「見たね」のやりとりで普段れんこんを食べていない子が興味を示して食べる姿がありました。一緒に食材に触れたりやりとりが大事ですね。

  

<そら組>

れんこんやカブの方が馴染みがあるからか生姜に触れる子が少なかったように感じました。保育者の声掛けで生姜のにおいを嗅ぎましたがあまり好みではないようです。

れんこんを切っていると「穴のあいたれんこんさん♪」とお弁当の歌を口ずさむ子もいましたよ。

カブの茎を取ろうと一気に全部引っ張りできなかった様子だったので、「1本ずつやったらできるよ」と保育者からアドバイスをもらうと1本ずつ引っ張り最後は小さな茎まできれいに取って炊飯器に入れたりと料理をしていましたよ。

  

 

 

【12月装飾 「冬至」】

冬至は1年で一番昼が短く、夜が長くなる日のことです。今年は21日(土)が冬至です。冬至の日にかぼちゃの煮つけや、小豆と加えてかぼちゃのいとこ煮を食べる家庭も多いと思います。かぼちゃにはビタミンやカロチンが豊富に含まれており、肌や粘膜を保護して風邪に対する抵抗力をつけてくれる作用があります。なので冬至にかぼちゃを食べるのは、風邪を引きやすい季節に向けて“風邪を予防するために食べる”という意味も一説にありますね。

もう一つ有名なのが柚子風呂に入る風習です。ゆず湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防する効果があり、冬至の日、ゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せると言われています。

どちらも元気に冬を越すための、先人の知恵なのでしょうね。

 

【展示】柚子 あずき かぼちゃ

 

<ほし組>

あずきは誤飲を防ぐために袋に入れて観察をしました。保育者が触ったり袋を上から落としているのを見て真似をするほし組さん。何度もやっているうちに落とした時の音の面白さに気付いて「おっおっ!」と教えてくれました。

かぼちゃは「壁に貼ってある写真と一緒だね」とやりとりをすると”はっ!”と表情を変えて見に行く姿もありましたよ。

ゆずは保育者がにおいを嗅いでいるのに気が付きにおいを嗅いでみたり、たまたま転がっていくのに面白さを感じて何度も転がしてみたりと様々でした。

 

<つき組>

馴染みのあるかぼちゃを見るとやさいのうたを口ずさむ子もいました。図鑑を並べ「一緒だね」とやりとりをすると「一緒」と簡単な言葉を繰り返して保育者とのやりとりも楽しんだり、包丁で切ろうと挑戦しますが固くて切れず…”あれ?”と首を傾げる子に「かたいね」と声を掛けると「うん!」と言語化してもらうことで満足感を感じる子もいましたよ。

ご飯の際に「トントンして作ったんだよ」等繰り返しやりとりしているので、野菜を見ると包丁を持ってくる子がほとんどでした。普段のやりとりが繋がっているんだなと感じました。

ゆずのにおいを嗅ぎ、「お風呂にいれるんだよ~」と説明すると「なんで?」と最近覚えた言葉で疑問に思ったことを伝える姿に成長を感じた瞬間でした。

 

<そら組>

あずきをお椀からお椀へ移して音を楽しむ姿がありました。みんな何度も繰り返していたのいたのでだんだんとあずきが床に…

「またこぼれちゃった」と落としたあずきを拾いながら混ぜたり、「ゆでたらやわらかくなるよ」の保育者の言葉で炊飯器、なべ、フライパン等を使って料理を再現していたそら組さんでした。

ゆずは苦手なにおいに「くさい」、美味しそうなにおいで「これ食べたい」と様々な声があり、感じていることはそれぞれ違うんだなと実感しました。

 

保護者の皆様には日々保育へのご理解、ご協力いただきありがとうございました。12月29日~1月3日までお休みとなります。

来年も元気な姿で登園してくるのを楽しみにしています。よいお年をお迎えください!