2024.11.06
10月室内装飾「霜降」
今回は「霜降」時期に旬を迎える食べ物。きのこ(しめじ・まいたけ)、さつまいも、柿。花はコスモスを展示しました。
「霜降」とは、二十四節季の一つで、「そうこう」と読みます。朝晩の冷え込みが厳しくなり、朝霜が見られる頃、霜が降りる頃という意味です。
徐々に日が短くなり、本格的な冬に備えて冬支度を始めるのもこの頃とされています。2024年は10月23日(水)からです。
秋桜(コスモス)は”秋桜”と書いてコスモスと呼ぶように、秋の季語にもなっている代表的な植物です。
観察した子どもたちの様子をお伝えしたいと思います。
<ほし組>
保育者と一緒に観察する中で興味を持ったものに手を伸ばし、しめじを裂いてみたり、柿同士を叩いてみたりコスモスに触れたりと積極的に働きかけていました。
さつまいもを床に叩きつけると”ドンドン”という音に面白さを感じ、何度も叩いているうちに潰れて中身が少しずつ見えていくのに気が付きます。
”ドンドン”という音を聞きながら叩くのを繰り返すと、ポキっと先の方が割れ子どもも目を丸くしていました。「割れたね」等やりとりをすると不思議そうに見つめていましたよ。
写真図鑑を隣に並べながら「柿一緒だね」とのやりとりに「あっ、あっ」と声を上げて気付いたことを伝えてくれました。
<つき組>
保育者と一緒に図鑑を見て”一緒”と並べたり、実物と図鑑を照らし合わせて「あった!」と自分で見つける姿もありました。
きのこのにおいが独特だったようでにおいを嗅ぐと”うっ”と何とも言えない表情を浮かべたり、花のコスモスにも興味を持っていました。
近くへ持っていくとにおいを嗅いだり息を吹きかけて揺れている花を見つめてじっくり観察していましたよ。触れるだけでなく、五感を使って親しむつき組さんでした。
別日。観察したさつまいもを残しておき、野菜スタンプをしました。保育者の真似をしてポンポンしたり絵の具をつけてスライドさせたり、スタンプを押した形とさつまいもの断面を見て確認する姿もありましたよ。
<そら組>
さつまいもを見ると普段見ている絵本にさつまいもが載っていることを思い出し、”さつまのおいも”という絵本を持ってきて、横に並べて保育者や他児に「一緒だよ」と共有する姿もありました。
保育者と一緒にさつまいもを包丁で切っているお友だちを見ると、”楽しそう”と他の子も包丁を持ってきて切るのに挑戦しますが思った以上に固く、「かたい…」と保育者に助けを求めてたり、さつまいもに切れ目が入っているのを見ると包丁ではなく今度は手に持って「んー…んっ!」と力を入れて割ろうとする子もいましたよ。
きのこも一房ずつ裂いたり包丁でさらに細かく切ってみたりと、道具を使いながら色んな手法で試してみる姿が見られました。鼻を近付けると、独特な匂いにつき組さんのように何とも言えない表情をするそら組さんでした。